越前市議会 > 2002-09-12 >
09月13日-04号

  • "給食実施"(/)
ツイート シェア
  1. 越前市議会 2002-09-12
    09月13日-04号


    取得元: 越前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    旧武生市議会 平成14年 9月第 5回定例会          平成14年第5回武生市議会定例会(第4号) 平成14年9月12日の会議に引き続き、平成14年9月13日午前10時から会議を再開した。  =======================================1 議事日程┌─────────────────────────────────────────┐│           平成14年第5回武生市議会定例会議事日程           ││                       平成14年9月13日午前10時開議 ││  第 4 号                                  ││ 第1 一般質問                                 │└─────────────────────────────────────────┘  =======================================2 本日の会議に付議した事件 日程第1 一般質問  =======================================3 出席議員(28人)     1 番 関   利英子 君         2 番 小 形 善 信 君     3 番 安 立 里 美 君         4 番 川 崎 悟 司 君     5 番 城 戸 茂 夫 君         6 番 宮 川   隆 君     7 番 西 野 与五郎 君         8 番 佐々木 富 基 君     9 番 中 西 眞 三 君        10番 大久保 恵 子 君    11番 北 野 光 夫 君        12番 池 田 芳 男 君    13番 田 中 祐 治 君        14番 増田 太左衛門 君    15番 関   正 美 君        16番 長谷川 仙一郎 君    17番 前 田 修 治 君        18番 玉 川 喜一郎 君    19番 上 田 忠 男 君        20番 嵐     等 君    21番 蔭 山 千代治 君        22番 玉 村 正 夫 君    23番 福 田 修 治 君        24番 伊 藤 藤 夫 君    25番 金 子 芳 巧 君        26番 山 本 清 内 君    27番 片 粕 正二郎 君        28番 宮 本 義 利 君4 議  事       開議 午前10時01分 ○議長(玉川喜一郎君) これより本日の会議を開きます。  ================ △日程第1 一般質問 ○議長(玉川喜一郎君) 日程に入ります。 日程第1一般質問を行います。 きのうの会議に引き続き、一般質問を継続いたします。 発言順位9番、中西眞三君。 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) フロンティア21の中西眞三でございます。質問通告に従い、一般質問をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。 まず、まちづくり条例制定についてお尋ねいたします。 今、福井市、敦賀市の両市では、市全体の均衡ある発展のために、まちづくり条例制定への活発な働きかけが行われております。 武生市においても例外ではなく、ようやくハード事業が終了し、にぎわいの兆しが見え始めました。蓬莱町、蔵の辻周辺も郊外の大型ショッピングセンターにより、商圏は東西分散、分化し、6月議会でも質問したとおり、中心部のにぎわいが戻ってくるのか、活性化が果たして実現するのか疑問であります。 市長は、6月議会で中心市街地についてにぎわいの兆しが見えてきた。これからは、町中を歩くことの楽しさとか、町に住むことの快適さを求めていきたいとの趣旨の御返答をされましたが、具体的にどのような対策、どのような展開を考えておられるのか、いま一度お尋ねいたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) 中心市街地のにぎわい対策についての御質問かと思いますが、この御質問に対しましては、きのうも一般質問でございましたように、私どもは中心市街地活性化基本計画に沿って、まず商工会議所等々とTMO設立に向けて、いろんな取り組みをしていこうということで組織づくりに当たっているわけでございます。 具体的なものといたしましては、従来から空き店舗等に対します新店舗助成のほか、今年度新たに当初予算で計上させていただきました中心市街地活性化にぎわい創出事業補助金制度をつくりまして、市民が主体となりました継続的なにぎわい創出のイベント等に対する助成制度を実施しておるところでございます。本年は、2件、20回程度イベントを継続してやるような、そういった団体等に対して助成をしていきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 補助制度、制度があるということ、またイベント等についてやられるということで、ぜひとも今後期待していきたいと思いますし、補助制度については弾力的な運用で、できるだけチャレンジされる方に補助できるような運用をしていただきたいというふうに思います。 そこで、きのうもいろいろと議論のあったとこでございますが、武生市全体のまちづくり計画の中で、商業施設などの進出、または手助けをするべきで、都市構造のゆがみを生じさせたり、また無秩序な開発を場合によっては歯どめをすることも必要であろうかと思います。つまり、金沢市のように、商業機能別にゾーンを設定したり、また施設の店舗床面積調整や中心部の住環境整備との調和など、都市計画の方の弱点を補充するようなまちづくり条例を行政が先手を打って、今こそ制定すべきでないかなと、またよい機会ではないかなというふうに思います。 市民、地域社会、事業者、そして行政、この4者が協力し、元気な活力あるそれぞれの地区、またそれぞれの地域ゾーンをつくるためにまちづくり条例を制定して考えてみたらいかがかなと思うんですが、市長の御答弁をいただきたいというふうに思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 北岡建設部長。 ◎建設部長(北岡欣一君) 武生市全体を包含したようなまちづくり条例の制定というような御質問かと思いますが、武生市の都市計画、いわゆるまちづくりにつきましては、都市計画区域内におきます土地利用を計画的に行うため、それぞれの土地に合った用途区域を定めまして、一定のルールのもと良好な都市環境づくりを進めております。 また、住民の方々の御意見を取り入れて、地域の特性に合ったまちづくりの手法であります地域計画などによりまして、まちづくりを推進することに対して技術的な支援も行っております。 議員御指摘のように、県内他市においてもまちづくり条例、こういったものを制定する動きがあります。一般的にいいますまちづくり条例、こういったものを制定するということになりますと、今言いましたような法に基づく用途区域あるいは地区計画、それにさらにもう一段の規制とか、あるいは誘導措置とか、そういったもののある意味では縛りをかけるようなことになるかと思います。そういったことで、いわゆるその利害関係者、当然一般市民を初め企業者とか、そういった方々の総体的な意見、これをしっかりつかんですることが大切だと思いますので、そういったことをどうしたらうまくつかめるかというようなことを、今後研究しながら十分考えてまいりたいと、そんなふうに思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 規制をされる。ある意味では、確かに乱開発を防ぐための規制という形で必要最小限にすべきでないかなというふうに思いますけども、私の今問うてるのは、武生市まちづくり全体の計画の中で、どういうふうにまちづくり条例を考えているかといいますと、市民、地域社会、事業者、そして行政の4つといいますか、大きな項目での4つですけども、こういった武生を取り巻く皆さんが、行政も含めて責任と役割を協働するような社会。ですから、昨日の大久保議員の一般質問でもあったかと思いますけども、13地区もしくは第四次総合計画書の中に、6地区の地域の計画書が出ているかと思います。そういった形のまちづくりを形成する上において、やはり今こそまちづくり条例をして、中心地域については中心地域のまちづくり、それから例えば西部、味真野、白山、それぞれのまちづくりといったものの包含されたこの武生を構成する構成員の役割、責任、協働、こういったもののまちづくり条例が必要でないかなというふうにとらえているわけです。そういった意味で、きのう市長は、一つにまちづくり課の創設を考えている。また、地域活性化推進課の、仮称ですけども、そういったことも考えておられるというようなことを言っておられたかと思います。こういった意味でのまちづくり条例を考えておられるかどうか、再度市長から御答弁いただきたい。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 我々として、今後地域それぞれに独自の発展を促すような政策をとっていかなきゃいけないと思っております。 ただ、まちづくり条例、従来他都市で行われている条例の場合は、主に都市の構造のゆがみを是正する目的のためにつくられていると思います。 そこで、我々の場合、それを当面最も必要としているところは、いわゆるスプロール化の都市開発が行われている部分だと思います。しかし、武生市の場合は、非常にそのような場所が限られております。そしてまた、すぐ近くによその自治体が隣接してあるわけであります。したがって、ここらについて武生市だけが、このまちづくり条例で何らかの規制ないし誘導策をとった場合に、それが単に他都市への立地を促すことになるだけであって、都市間の競争にかえって不利になることもあるわけであります。 それと、今市町村合併、どのようになるかまだ十分な方向はできておりませんけども、もしそれが実現していきますと、周辺市町村とのかかわりも含めたまちづくり条例が必要になってくるので、今この時期に早急にというわけにはいかないように私は思っております。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) よくわかりました。ありがとうございました。 それでは、続きまして、夢の図書館についてお尋ねしたいと思います。 昨日の城戸議員の質問もありましたが、違った観点から質問をさせていただきたいというふうに思います。 現在、武生市立図書館建設準備会で3つのワーキンググループを設置し、21世紀における望ましい武生市立図書館のあり方をテーマに、3つの骨子をワークショップ方式で鋭意協議されておられ、本年10月ごろをめどに基本構想を策定中であるとお聞きしておりますが、現在の進捗状況及び各ワーキンググループでの最も議論になっている事柄について簡単に教えていただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 懇話会の報告を尊重しながら具体的なこの図書館建設のための図書館の資料、施設、それから図書館サービスなどについて各面から検討をいたし、最終的な現在まとめの段階に来ているわけでございますが、主として議論になりましたのは、ビジネス支援サービスの可能性、それから情報発信のあり方、まちづくりを考えての図書館建設の場所、そして武生らしさをどうあらわすかなどが主なものでございました。 以上でございます。(中西眞三君「ありがとうございます。よく議論は、されているのかなというふうに今……。」と呼ぶ) ○議長(玉川喜一郎君) 手を挙げてから。(中西眞三君「ごめんなさい。」と呼ぶ) 中西眞三君。
    ◆(中西眞三君) よくわかりました。 ビジネス支援とかまちづくり、武生らしさ、ぜひともよりよい議論をしていただきまして、報告書をまとめていただきたいというふうに思いますが、先般、武生図書館懇話会の報告書で示された21世紀における望ましい武生市立図書館のあり方について3つの点がなされております。 1つに、生活に役立つ図書館、2つ目に、アイデンティティーを確認するための地域的、歴史的情報の拠点、3つ目に、図書館がまちをつくる。この3つの点が上げられましたが、武生としてこの3点を主要理念と位置づけられておられるのか。武生市として、芸術・文化活動支援型の情報化図書館ということで、市長はそこだけでしか述べられておられませんけども、これからの図書館のあり方、あり様、また信条、理念、方針、そして実現への具体的な報告書を、またお考えを早急に公表すべきだというふうに思いますが、お尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) 議員の御質問の中で、懇話会からの報告の方の3点についてどうかということでございますが、この3点はそのまま使用理念として尊重いたし、実現するようにということで現在準備委員会で基本構想を作成中でございます。 市長が申しておりました、例えば芸術・文化活動支援型とかということにつきましても、当然議論の対象になっておるわけでございますが、従来何回も市長の方からもそれについて考えを述べられているかと思うんですが、準備委員会の方でもできるだけそれに沿った方向で考えるべきことは考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(玉川喜一郎君) 中西君。 ◆(中西眞三君) 今、教育長がおっしゃられたのはよくわかるんですが、市長としての考え方では、芸術・文化型の支援情報館としか述べられてないんです。図書館懇話会から3つの視点での主要理念ということに対して、市長は正式に議会でも含めて正式な場での回答というのは出ていないというふうに思うんです。 改めて、市長のお考えになっておられる図書館、21世紀のある図書館、あるべき姿、どういう内容の図書館かを含めてちょっとお尋ねしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 図書館の機能としては、先ほどおっしゃった3点は当然含まれるべきかと思っております。 それと、私がどんな表現をしたのかわかりませんけども、芸術・文化活動支援型図書館、これは図書館の機能それ自体がもちろんその機能を持っておりますし、私の表現した意味は、芸術・文化活動支援施設を併設した図書館という意味であります。 ○議長(玉川喜一郎君) 中西君。 ◆(中西眞三君) わかりました。懇話会の3点も主要理念として位置づけられて、そして今市長がおっしゃられた併設型の図書館ということでよくわかりました。 ぜひともそういうふうな形の図書館を早急にまとめ上げていただきたいというふうに思います。 そこで、聞くところによりますと、図書館建設準備会を10月ごろに基本構想策定を受けて、今後どのようなタイムスケジュールでどこに新図書館を建設される計画なのか。そして、市民は新図書館をいつごろより使用することが可能となるのか、見通しをお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 この構想につきましては、10月をめどに今のところ報告を受ける予定になっておりますが、その構想が作成された後、それに基づいて教育委員会等でいろいろ検討いたし、建設場所などもそれ以後決定をしていきたいと。そして、基本設計、それから詳細設計と段階を経る中で、できるだけ早い時期に建設に着工したいというふうには考えておりますが、以前市長も議会で申し上げたかと思うんですが、平成17年度には何らかの形で着工、あるいはもし早くなればそれよりも多少早く着工がいけるかもしれませんが、今のところめどとしては、遅くともその時期には着工にこぎつけたいなという、現在はそういう考え方を持っております。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 中西君。 ◆(中西眞三君) 準備会からの報告書を受けてということなんでしょうけども、17年度に、もっと早くなるかもしらんけどもというお話ですけども、市民は大体いつごろから新図書館を使うことが可能となるんでしょうかね。お尋ねしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) いつごろから実際に使えることになるかということになりますと、今のところそこまできちんとしためどはつけておりませんので、御理解をお願いいたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 中西君。 ◆(中西眞三君) 鋭意努力していただきまして、なるべく早く、市民にいいサービスは早くやっぱりやっていただくといったことでとりまとめていただきたいというふうに思います。 それで、そのとりまとめについてお尋ねしたいと思うんですが、現在市民グループ「武生夢の図書館をつくる会」などが活発に活動されておられます。市長は、先般の6月議会においてこのグループの活動に、このような市民活動のあり方が今後のまちづくりの原動力になるものと評価するというふうな発言をされておられますし、私も全くそのとおりだというふうに思います。 このような市民グループら一般市民と市長及び担当する教育委員会、図書館長も含めまして、行政対応、コーディネートできる人、図書館について深い見識と幅広い人脈を持ったしっかりとした理念と考え方、行動できる人を仮称、今の夢のある図書館21世紀におけるた武生市立図書館の、仮称ですけども、また例えば委員長というような形の人を外部からヘッドハンティングもしくはお願いし、市民と行政の調整役、つまり車の両輪の軸となるような方をお招きし、専従で就任していただき、構想、計画の段階からコーディネートしていただける人を設置されたら、またお招きして就任していただいて専従でやっていただいたらというふうに思うんですが、市長のお考えをお尋ねしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 私がこれまでにいろいろ調べた、いわゆる例えば滋賀県の各地でそのようなやり方で成功している図書館はたくさんあります。しかし、これらの多くは小規模町村で従来図書館がなかったり、非常に小規模のもので人材が全くいなかったり、育っていなかったところが多いわけです。 武生市の場合は、幸い図書館の歴史も古く、スタッフも育っております。そして、正規職員、臨時職員を含め大変優秀な職員がおります。しかし、それだけではまだ足りない。そこで、我々としては、アドバイザーとして既に実績のある大変すぐれた方がおられますので、その方たちのアドバイスを受けながらこれらの図書館建設に向けて進めたいと思っているわけです。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 中西君。 ◆(中西眞三君) アドバイザーも大変優秀な方もおられますし、確かにそういう話もお聞きしておりますけども、ただ専従でないだけにどうしてもやっぱりいろんな形でのコーディネートが適時適切にやれるのかどうか。やはり、武生の夢のある図書館でございますし、そこに生きがいを求めて、または生きざまを求めている、また発見できる図書館とするべきにおいては、幅広いところからやっぱりそういった人材を求めて、中心的に理念構想からやはり建設、または市民に利用できるまで責任を持って市民と行政のパイプ役としてアドバイザーという立場じゃなくて、専従する方を設置されたらと思いますので、これは要望にしておきますので、一度市長もお考えをいただきたいというふうに思います。 続きまして、行政組織と職員についてお尋ねしたいと思います。 先般の職員人事の異動で1年未満で対象になられた方が何人かおられました。市民へのサービスが多様化、複雑化する中で、より質の高いサービスが求められている今日、専門家やスペシャリスト養成は急務であります。改組及び人事異動をしても、各職員のより高い行政サービス提供のための動機づけ、意識づけのためにも一定年数は定着の配慮をされてはどうかなというふうに思います。 またさらに、3月に通常実施される定期人事異動を予算を立案した段階から、執行確認、評価に至るまで職員が責任を持って実行し、効率的な行政をするためにも12月ごろに移行されたらと思いますし、またそういった市町村もあります。市長の御認識をお尋ねしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中育夫君) ただいまの人事異動につきましては、先般の4月1日付の異動におきましても、総数で256名異動いたしましたが、1年で異動した職員は33名いるわけでございます。 ただ、この職員の人事異動につきましては、住民サービスの向上を図って人事の硬直化を防ぎ、かつ効率的な体制を目指していくということで実施をしてるわけでございまして、専門的な知識とともにより広範な知識も必要であることは御指摘のとおりでございます。そういう意味で、住民サービスの低下につながらないように弾力的な配置に努めたいと思っているところでございます。 それから、12月に異動をというような御提案がございました。御承知のとおり4月、これは退職、新採用という時期でございますし、採用の補充というような時期になっておりますし、また予算的には、作業的にはやはり流れとしては10月ぐらいからかかってくるというふうなこともあるわけでございますが、私ども事務レベルといたしましては研究課題としてさせていただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 中西君。 ◆(中西眞三君) よろしくお願いしたいと思います。 それで、近くは本格的に地方分権が到来いたします。13年度より全所属部署において、法務能力向上への研修を行っていると聞いておりますが、その内容、実施回数及び能力強化の成果をどういうように認識されておられるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中育夫君) ただいまの法制執務研修ということで、各所属より2回に分けまして条例案作成等の実務研修を58名の職員に実施をいたしました。 それぞれ条例制定等を伴う業務が、各課においてもあるわけでございますので、今まで以上に法務への意識が高まり、能力の強化が図られつつあると考えております。 さらに、条例制定、規則制定の際に、私どもの方では内部で審査会を設けますが、その幹事会に大学の法学部卒業の若手職員を入れまして、積極的に育成をしているところでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 中西君。 ◆(中西眞三君) ぜひとも58名の職員ということでございますけども、残りの職員もすべてが身につけられるように、また質のよい高いサービスを市民に提供できるように頑張っていただきたいというふうに思います。 それで、行政対応を十分に機能させ、その職務を遂行していただくには、行政のありようとして基本的に透明性と公平性が絶対必要であります。行政関係者の腐敗が、新聞等先般は敦賀にて、一昨日は今庄にて、とマスコミを連日にぎわせておられるのは御存じのとおりであります。 幸い、今のところ武生市において目立った腐敗は表面にあらわれていませんけども、職員は今まで以上に厳しい心構えと態度で事務事業を執行していかなければなりません。 そういった意味において、3月議会で武生市職員倫理規程をさらに高め、職員倫理条例化をしてはどうかということで、職員の倫理保持のための責務を規定していただきたいということで質問をさせていただきました。そのとき、市長よりさらなる職員の倫理保持のため、事業者などの責務を求めるなどの規定を盛り込んだ条例化が望ましいと考えておられ、現在検討中という御返事をいただきました。 私は、至急整備して条例制定化すべきであるというふうに考えておりますが、市長の認識とあわせて、いつごろ制定されるのか、お尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中育夫君) 3月議会での答弁もございましたように、市民や事業者の責務についての条項等について研究中でございますが、今の倫理規程の状況、あるいはまた職員、市民、事業者あわせての責務等につきまして、さらに研究しながら年度内の制定に向けて努力をいたしたいと思っているところでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 中西君。 ◆(中西眞三君) ぜひひとつ年度内の制定へ向けて頑張っていただきたいというふうに思います。 また、政治倫理条例とあわせまして、私たち市議会、市議会議員も影響力を行使、また不正に行使しない、行使させない。また、市職員も受けつけない、そういうルールづくりとして政治倫理条例の制定が必要であるというふうに考えております。 奇々怪々、また政争の具としたような政治倫理条例が制定されたような福井市の事例もありますけども、その他の市町村でも制定、執行されております。この政治倫理条例について、市長はもし認識があればお尋ねしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) おっしゃいますような政治倫理条例、私どもも期待しておりますので、よろしく御議論お願いいたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 中西君。 ◆(中西眞三君) では次に、財源確保についてお尋ねいたします。 鯖江市は、本年7月にワークシェアリング導入に向けて一般職員給与を一律3%カット、管理職手当10%カットを盛り込んだ特例条例案を上程。これに合わせて、鯖江市職員労働組合も賃金抑制を受け入れ、特例条例を可決施行されました。これによって、貴重な財源ですけども、生み出した財源で少人数事業の実施と臨時保育所を確保したということであります。 また、先般人事院は、平成14年度公務員一般職給与について民間の厳しい雇用情勢により、公務員の月給を民間が上回っているということで、月給を2.03%、期末勤勉手当を0.05カ月引き下げるように勧告しております。一般的には、今回の人事院勧告に準じて、福井県の人事委員会の勧告により、武生市職員の給与が通常引き下げが実施されるんだと思いますけども、鯖江市の方式のように組合の御協力と深い理解の上、この実施を早めていただいて財源確保を行い、武生型の新しい新規事業を推進されたらと思うのですが、いかがでしょうか、お尋ねいたしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中育夫君) 本年の人事委員勧告、御指摘のようにマイナス勧告というふうなことで出されたわけでございますが、今後のあり方につきましては、人事院勧告制度を尊重し、かつまた福井県の人事委員会の勧告がまだ発表されておりませんので、その勧告内容を十分に検討していきたいというふうに思っているところでございます。 ただ、公務員の給与手当につきましては、法律、条例に定めるところにより支給されておりまして、その基準となるところは、公務員ということで一定の制約を受けている労働基本権の代償措置としての人事院勧告等でございますので、そういうふうな制度上にあることも御理解をいただければと思っているところでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 中西君。 ◆(中西眞三君) ぜひ鯖江方式も参考にしていただきたいといふうに思います。 それで、職員の定員適正化についてお尋ねしたいというふうに思います。 新行政改革年次計画の中で、人事給与制度の見直し項目として本年14年度定員適正化計画の見直しを年度内に実施し、定員を改定するということでありますが、どの程度を定員目標とする御予定なのか、お尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中育夫君) 御指摘のように、平成10年に、実際の適正計画は実は平成8年度に作成をしておりまして、10年度に見直しをしてるんですが、10年度から14年度までの5年間の計画の最後の年度ということになるわけでございます。 まだ、15年度からいかにするかということにつきましては検討中でございまして、数字的なことはまだ出しておりません。 ○議長(玉川喜一郎君) 中西君。 ◆(中西眞三君) まだ未定ということのようでございますけども、計画的な定員削減に含めてひとつ定員を目標設定をしていただきたいというふうに思います。 それで、親方日の丸の意識を捨てていただいて、人事院勧告にもあったとおり、制度の改革も含めこれまでのぬるま湯体質から抜け出していただいて、現在の雇用形態に甘んじることのないよう、ぜひとも定員適正化を改定していただいて、市民の皆さんが納得していただけるように、ひとつ努力をしていただきたいというふうに思います。 それで、市長、定員退職者採用補充をやめていただきまして、弾力的な職員配置の中で、一つに昨日城戸議員が提案された高浜市方式等を導入し、即効性のある思い切った定員適正化と市民サービス体制を図られたらというように思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 高浜市方式については、実は私も驚いております。どのようにしてあのような思い切ったことができるのか、高浜市独特の事情がまたあるのかなと思っております。まだ、私十分に研究できておりません。これらについて、また議員諸氏も視察なさるということもありましたし、我々としてもまたいろいろそのお話を聞きながら研究したいと思います。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 中西君。 ◆(中西眞三君) 我々も勉強してまいりたいと思いますので、一緒に頑張っていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 あわせてといいますか、職員削減とあわせて、私は武生市議会議員の定数も削減すべきであるというふうに思います。 この4年間、議員定数削減をあらゆる機会を通じ、区長会等、また関係機関に訴えてまいりましたが、この4年間の議員体験を通じても28人は多過ぎると思います。17年3月までの市町村合併で、合併組み合わせによって違いは生じますが、かなりの議員定数削減は発生いたします。しかし、合併を待たず武生市議会も定数削減への条例改正をすべきであると強く感じております。多くの市民も議員定数削減を希望しております。三木市長は、どう認識されておられるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 今の質問につきましては、議会の定数削減でありますので、議会に権限がありますので、理事者は答弁することは難しいのではないかというふうに思います。 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) そういう市民の声があるということをひとつ理事者の皆さんも御承知をいただきたいというふうに思います。 それで、私は先般の市議会議員選挙においいて、いろんな声をお預かりしてまいりました。もっと市役所や職員を市民に役立つように変革してほしいとか、行政改革を強力に推進していただきたい、こういった声を企業経営者、商店主、サラリーマン、主婦の方、お年寄り、学生さんなど幅広い市民の皆さんからたくさんの声を再びお預かりしてまいりました。 長く続くこの不況の中で、企業経営者や商店主は本当に倒産の不安、各職場で働く人々は失業への不安、ハローセンターへ行けば職を求めてたくさんの方が連日日参されているわけです。住民は、本当に苦しみ、悩み、苦悩を克服しようと汗を流し、知恵を出して日々の生活を送っておられるわけです。しかし、行政職員は、民間の苦しみを本当にわかっているのでしょうか。親方日の丸の気持ちで、どうせ人のお金だとか、むだに使ってはいないでしょうか。納付された税金を大切にし、そして真に市民のために使っているのか。税金を納める人が苦労し、税金を使う人が楽していると、多くの市民は言っておられます。こうした声に市長はどういうふうに認識されるのか、お尋ねしたいというふうに思います。(「最終的に決めているのは、議会が決めてるやろ、最終的には。」「ばかなこと話さにゃええのに。」「何を言ってるん。」「議会の議決した予算に従って仕事してるんやけ、何言うとんな。」「むちゃくちゃな質問、むちゃくちゃや。」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 私ども、最近特に強くなりました公務員についての批判は、ひしひしと感じております。そして、当然の批判であるとも思っております。 そこで、私最近職員に言っている言い方として、ただ身を引き締めよとか一生懸命仕事をしろと言ってもなかなかぴんとこないところもあると思いますので、私の最近の言い方の一つを言いますと、もしそのことが自分の懐から出すお金だったらどうするかというような言い方で言っておりますけど、それは一つの例ですけども、そんなふうにして引き締めているつもりであります。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 中西君。 ◆(中西眞三君) ぜひともそういう気持ちで首長として職員の皆さんを御指導していただきたいというふうに思います。 さらに、公務員は法律で守られ、よほどの個人的過失、先般のああいう事故、出火、失態ですね、こういった事件を起こさない限り首切りはありません。つまり、失業はないわけです。公務員は、試験に合格したら民間のように生活の不安はほとんどないわけです。そして、給与は高く、安定し、労働時間も規定どおり、昨日の一般質問にもありました退職金も高額。民間と比較しまして、すべての面でよい職場環境で働いていることの事実を、職員の皆さんは本当にわかっておられるのか疑問の多いとこであります。 市役所は、市の職員に役立つところとなっているという名言をされておられる市民も中にはおられます。こういった市民に対して、市長の声をぜひとも先ほどの心で御指導をしていただきたいというふうに思います。 私は、市民の声を今回お預かりいたしまして、私心を去っていろいろと今回辛らつな質問をさせていただいております。しかし、こういう声もあるのだということを御認識の上、こういう声に必ず答えられるような、あるいは市民の声を励みに変革への刺激としてさらなる武生を進化させていただくように、市長を初め理事者の皆さんに強く要望して質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(玉川喜一郎君) 以上で9番中西眞三君の質問は終了しました。 次に、発言順位10番、前田修治君。 前田修治君。 ◆(前田修治君) 日本共産党の前田修治でございます。心ならずもこの4年間ごぶさたをいたしまして、理事者の皆さんにはお変わりもなく結構かと思いますが、伺っておりますと答弁の方もお変わりがない。余り住民の願いに答えた方向で進んでこられたというふうには思っておりませんが、私もこの間市民の皆さんから切実な願いとして託された要望に基づいて質問いたしますので、ひとつ地方自治体の趣旨にのっとった住民の暮らし、福祉を守るという立場に立っての前向きな答弁を期待いたしまして、質問に入ります。 最初に、中学校給食についてお尋ねをいたします。 長年にわたって市民から求められてきた中学校給食が、本市においては業者委託のスクールランチという方向で進められてきております。11月からの、いわゆる市が言われるところの試行的な実施を目前にして、この間二中や三中では保護者への説明会も開かれております。特に、二中では数回、3回ほどですか、スクールランチへの質問、感想、提言などのアンケート調査が熱心に行われておりまして、結果をまとめたものが保護者に返されております。最近では、9月6日に返されました。 こうした作業に携わってこられた二中のスクールランチ検討委員会の皆さんも、大変御苦労であったというふうに思いますし、また回答された保護者の方々も大変関心を持たれ、御心配もされているようでございます。特に、このアンケートは、単に該当項目に丸をつけるという、そういう単純なものではなくて、提起された一つ一つの項目に御自身で意見を書かれる、積極的な意思のあらわれだというふうに言えます。 そうした意味で、このように努力をされた保護者の率直な意見が、見事に浮き彫りとなっているようなこのアンケート調査結果について市長はこれを御承知なのか。また、御承知ならば、これを読まれてどのように今日受けとめておられるのか、まずお聞きをして、以後具体的に質問していきたいと思います。 お願いいたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 アンケートについては、まことにたくさんの意見が寄せられております。実数にするとどれだけになるかわかりませんけども、内容もまことに多岐にわたっていろんな意見が出されておりました。 私は、給食については、強い決意をもって進めておりますところですから、それらについてはくまなく目を通しております。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 先ほどは、今市長言われましたように、確かに膨大な量でありまして、私も一通り目を通させていただきましたが、3回のアンケートというのは本当に大変な御努力が要っただろうというふうに推察をいたします。 そこで、この中にも述べられておりまして、また我々もこれまで危惧していた点につきまして質問いたしたいと思います。 給食のあり方につきましては、自校直営を希望する意見が圧倒的に多くあったわけでありますが、それにつきましては後に述べることにいたしまして、業者委託での安全性の問題についてお聞きをしたいと思います。 学校給食の中で重要なことは、食の安全性であり、これまでの牛肉とか、また輸入野菜のその危険性、また大手食品メーカーの不祥事などで民間業者に委託するということに対しての保護者の不安が非常に大変高い。アンケートの中でもそういう声が大変多かったわけでありますが、この民間委託というものに対しての市の対応は、万全のものと言い切れるのか。安全性の問題につきましてお答えいただきたいと思います。教育委員会で結構です。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 調理委託業者に対しまして、これは学校給食という位置づけで行っておりますので、教育委員会としましては、武生市の教育委員会として示す衛生管理基準、それから使用物資基準というのを業者に対して示しまして、そして調理手順、それから使用物資につきましても厳しく条件を示すことといたしております。 また、学期に1回程度は、業者に対し今申し上げました市の衛生管理基準等に適合しているかどうかの立入検査を実施する予定でございます。さらに、保護者や教職員、それから安全衛生専門家などによります運営委員会というのを設置する予定をしておりますが、そういう運営委員会を設置いたし、教育的な視点も踏まえ、安全管理の面で問題がないか調査研究を行っていくということも予定をいたしております。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 前田君。 ◆(前田修治君) かなり教育委員会としても当然でありますけれども、この安全面には気を使ってられるということもこれまでも伺ってまいりました。そうしますと、これはやっぱりそこまでやられるぐらいなら、直営でやられた方がよっぽど安心だというふうに私理解をするわけですが、委託契約の中で、今言われましたけれども、使用物資の購入は市使用物資基準書に従うというふうにありますが、これは先日もちょっと出たかと思いますけれども、いわゆる地元産の食材使用、これをこの使用物資の購入はという項目で該当して、ここで地元産の食材を指定することができるのか、またそのおつもりがあるのか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 山口教育委員会事務局次長。 ◎教育委員会事務局次長(山口和代君) 御指摘の点につきましては、これまでも小学校の給食におきます食の安全性にかかわる教育委員会の対応と同じく、まず安全性、それから安定な供給、それから安定な価格というふうな、そういった点を確認した上で導入していく考えでおります。 それから、今回の委託業者につきましても、プロポーザルの提案の条件の中になるべく地元産を使っていくというふうなことも盛り込んでということで御提示してきました。また、契約等につきましても、そういった観点できちっと対応していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 前田君。 ◆(前田修治君) ここではっきりと使用物資の購入は、市使用物資基準書に従うということで契約をされていると思いますので、ここでは、やっぱりきっちりと地元産の農作物を極力使えるようにきっちりと示していただきたいというふうに要望をしておきます。 次に、自校直営では、大豆油とかそれから卵など、いわゆるアレルギー対策ですが、この除去給食に対して一定の配慮がされております。しかし、これからやられようとするスクールランチ方式においては、業者に任せるということもあって、この対策が、手だてがとられない。そういう意味では、親が弁当をつくらなければならない、こういう状況が生まれるわけであります。これ同じ中学校の生徒でありながら、隣の人はスクールランチをとって半額程度の補助があり、またアレルギーがあってスクールランチがとれない。また、業者委託での安全性の不安を持っている親が弁当をつくっている、これにも補助が出ない。これは、補助のあり方としてや、また税金の使われ方について不公平感が生じるということは、これは否定をできないことだと思いますけれども、これについてはどのようにお考えでしょうか。市長、お答えいただきます。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 まず、アレルギー等の対策でございますが、アレルギーを誘発する食品については多種多様であるということ、また平成14年4月1日からアレルギー物資を含む食品表示が義務づけが行われたということなどから、中学校給食につきましても、食材情報をできるだけ詳しくお知らせをする中で、保護者の方やあるいは中学生自身が、メニューを選択していただくというような方法をとっていく予定でございます。 また、このスクールランチに係る食材費等の件でございますが、すべての中学生がスクールランチを利用できるわけではございますが、家庭からの弁当も認めてほしいという要望も多かったことから、そうした提言もございましたし、それなども踏まえる中で弁当も選択肢の一つに加えたものでございます。 また、ITを使って食や健康に関する学習を行うことができるというようなこと、それから「ふれあいルーム」でございますが、これは当面半分ずつではございますが、交代で全員が利用できる、そして多目的にも利用できる等の体制を整えているところでございますので、御理解を賜りたいと思います。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 前田君。 ◆(前田修治君) 私、申し上げているのは、弁当の方がいいからとか、そういう好き嫌いで選択肢の中として弁当を選ばれる、それは一定やむを得ないことかもしれませんけれども、やっぱり先ほど言いました業者への委託に対しての安全性の問題ですね、どうしても心配だと、何が入ってるかわからんやないかと、こういう親御さんがやはり御自分でしっかり見てこられた食材でつくる弁当を子供さんに持たされたり、これまた今言いましたけれども、アレルギー、これは食材を前もって知らせられても、これは卵があるから私食べられない、大豆油使ってるから食べられない、だから弁当持っていくと。これは、やむを得ないことなんですよね。できたらスクールランチとりたいんだと、そういう方に対して補助がない。これは、やはりちょっと片手落ちではないかというふうに思えますので、お聞きをしたわけでありますが、できましたらもう一度御答弁をお聞かせください。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) 私どもとしましては、今ほど申し上げました理由でございますが、すべての中学生、このスクールランチを利用する中学生については、弁当も選択肢の一つであるというスタンスの中で、このような形をとっていくわけでございますので、そういった意味合いから十分御理解を得るように私ども努力をしてきているわけでございますが、現在はそのような私どもの説明あるいは理由を御理解いただくという方向で、なお努力をしてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 前田君。 ◆(前田修治君) 納得はしませんけれども、次へ行きます。 教育委員会の方で、予約注文数を70%、7割というふうに見ておられるようでありますけれども、注文数が減っていった場合など業者との関係もありますが、教職員がこのスクールランチを奨励したり、また集金業務にかかわるなど、ただでさえ今大変お忙しい教職員の現場の方々、これ以上このことで負担となるような、そういうことが絶対ないのかどうか、この辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 学校給食として実施をいたすわけでございますので、生徒への給食指導は注文数の多少にかかわらず担任の仕事として行うことになるわけでございます。したがいまして、給食指導を通しまして、正しい食事のあり方及び望ましい食習慣などについて実践力を身につけさせるということは、これからの武生を担っていく子供たちにとって大変重要なことであると考えておるわけです。 なお、給食実施に伴います給食の申し込み、予約ですね、あるいは集金などの事務につきましては、パソコンを活用する中で、担任の負担については極力少なくするというような基本的な方針のもとに現在作業を進めているところでございます。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 前田君。 ◆(前田修治君) 教育の一環としての中学校給食としては、一定教師の指導もあり得ると、そういうふうに解釈をいたします。それはそれでいいと思うんですが、今言う私は、営業業務の一端を教師が担わされるようなことのないように、そのことだけを強く申し上げておきたいと思います。 市長にお聞きしますけれども、三中では玄関の一部を取り壊しとか、またテニスコートをつぶして、「ふれあいルーム」を建設するということで土台を今つくってきておりますけれども、この業者委託のスクールランチというふうに予算が決まり、また今言いましたような三中の玄関壊すとかテニスコートつぶすとか、そういう実施が決定してしまってからの保護者への説明、これはどうしたことだと。今さらどんな意見言ったかってもう決まってるんじゃないかと。これでは納得できない、こういう声がございますし、また先ほどの二中のアンケートでも市民の方々からは、決まってしまってから今さら意見を聞いてどうなるのと、こういう回答もあるわけであります。 そうした点で、私は中学校給食という教育の一環としての重要な役割、この意義を持つ施策を行うに際して、市長は市民の意見を聞いてこられなかった。市民の声に耳を傾けてこなかった、こういう感は否めないと思います。市長は、最初に御当選された当時、「変えよう武生」ということをスローガン掲げられまして、私が当時その変えようとはどういうことですかと聞きましたら、それは市民に対する行政の説明責任を果たすことだと、このことをきっちりと言われたわけであります。これは、前任の市長の公会堂の問題とかいろいろありましたけれども、そうしたことに対して、市民が何も知らんかったと、勝手にやられたと、こういうことを言っておられたというふうに思いますけれども、今回の場合あの公会堂問題よりも、本当に子供たちの給食問題というのは大事な重要な問題だというふうに思いますが、市長の市民に対する説明責任、行政の責任、これ果たされているというふうにお考えになりますか。この点、市長のお答えお願いいたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 給食については、随分早くから市民の声がたくさんありましたし、アンケートもなされておりました。そして、議会でも十分に議論されていたと思います。そして、私はそれらの声を総合して決断のときが来たと判断して、このように実行しているわけであります。十分に市民には説明してまいりました。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 前田君。 ◆(前田修治君) 十分に説明をされてこられたと言い切られましたけれども、それならば今こういった問題は、問題といいますか、父母からのシステムそのものに対するいろんな不満とか、なぜ直営自校方式でできないのかとか、こういう疑問は余り出てこないんじゃないかというふうに思いますが、現状を見れば今のその市長のお答えは、私は外れていると思います。 これまでの御答弁で大体明らかになってまいりましたが、一つは安全性の問題では、幾ら業者との契約で安全性の内容を厳しくしたり、教育委員会がチェックを厳しく行うといっても、先ほど聞きましたら学期に1回程度立入検査をなさるとか、いろいろ御苦労されておりますけれども、やはり民間が行うということについては限界がある。四六時中見ていられるわけではないわけであります。これはあくまでも一般論としてでありますけれども、民間業者は利益を上げるということが目的でございます。それがために、これまで信用あるとされてきた大手食品メーカーでさえも不祥事を起こす。市民の、特に義務教育における食の安全性には、行政が全般にわたっての責任を持つべきだというふうに考えます。 2つ目には、幾ら言い繕っても、このスクールランチというやり方では、補助の不公平、サービスの不公平という、この問題は払拭できない、このように指摘をいたします。 そして3つ目には、これまで市民が待ち望んできたものだけに何とかしてほしいという、そういう思いにこたえて市長も選挙で公約されて、こうして取り組んでこられた。そういう市長の姿勢というのは、一定の評価をいたしますが、それだけになおさら市民の意見をもっとよく聞いて反映していただきたいというふうに思っているわけであります。 この件の最後に市長にお尋ねをいたしますけれども、市長の提案されたスクールランチという、こういう給食方式、このシステムの枠の中で教育委員会の皆さんは、できるだけアンケート調査の方にも目を通され、願いにこたえていきたい、要望にこたえようということで、大変御努力をされて走り回っておられることは承知をいたしております。 しかし、根本的な問題、保護者の圧倒的な要望である直営自校方式がなぜできないのとか、あるいは親子方式でもいいんじゃないかとか、こういう要求には教育委員会はどうこたえようもないわけであります。木に例えれば、花を咲かせるためには枝葉だけで、先っちょだけで何とかしようとしてもこれはだめでありまして、根っこはもちろんですけれども、幹がしっかりしたものでなくては新芽も出ない。(笑声)また、市民に喜ばれる花は咲かない、実もならない。いや、笑わないでくださいよ、まじめに受けとめてください。市民に喜ばれる給食はできないわけであります。 市長、君子豹変するという言葉もありますけれども、その時々の情勢に合った対応が、為政者には私は求められておると思います。市長には、アンケート目を通されたと言いましたけれども、ひとつ真摯に受けとめていただいて、スクールランチ方式に固執することなく、システムそのものを含めて今回の試行ということで、市民の声に耳を傾けながら計画そのものを、システムそのものを見直しも含めて検討されていくお考えはないのか、お聞きをいたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 最初に、4年間お会いできなかったけれども、理事者は何にも変わっていないとおっしゃいました。私も4年間お会いできませんでしたけども、市民の立場でという質問の仕方、全くお変わりになってないと、感心して敬意を払っております。 そして、一番問題にしておられる民間業者だから安全性に不安がある、この言い方にどうしても私は納得できません。議員は、外国に行くときに、民間航空機に乗っておられると思います。自衛隊の飛行機に乗るわけではないと思います。そして、JRを利用するときは、JRを利用しておられるのだと思います。そして、車に乗るときは、民間会社がつくって民間会社が整備している、そのような車に乗っておられると思います。民間だから不安だというその基本的認識に私は不思議に思うわけです。 今、外食産業が盛んに伸びておりますけども、皆さん外食、民間業者がつくった食事を、外で子供たちに食べさせておられると思います。これが国や県や市がつくった食堂、どっかにあるんか知りませんけども、そこにしか子供を連れていかないことはないと思います。基本的に、民間会社だから不安だという言い方は、私はあくまで納得できません。 そして、給食の現在の展開について申し上げれば、私はITというものが、このように世の中に浸透してきた。そして、武生の子供たちにできるだけITというものに親しんでほしい。そして、それを通じて食育というものに力を入れていきたい、そういう観点から今のITを活用したこの給食を考えております。 そしてまた、議員のおっしゃるようにお母さんかお父さんか、愛情を込めた弁当を食べさせたいというお方もおられると思います。それも我々は受け入れて、弁当も併用できるようにいたしました。 そして、食事の時間を単に口の中へ押し込めばいいんでなくて、団らんの中で食べられるように、食事の時間をやはりコミュニケーションであったり、それから楽しい会話の場であったり、先生との交流の場であったり、そういう場にしたいということで「ふれあいルーム」というものを設定いたしました。そのような形で、私どもとしては限られた予算の中で最大限の給食というものを考えて、このような構想に至っているわけです。どうか御理解願いたいと思います。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 民間だから安心できないということには納得できないということがございました。飛行機に乗られるかとか、いろいろ言われましたけれども、私は本当にそれは選択肢の問題で、民間の飛行機しかなけりゃ乗らざるを得ない。しかし、市長ね、JR、これは国鉄が分割民営化されまして、どういう事態がいろいろ起こったかと御承知やと思うんです。人員削減やって、そして何といいますか、長い経験ある方を外して、新しい方がやられてホームを外してとまったとか、本当に大変な事態になってますよね。ですから、民間だからそういう問題が出てくるわけで、私は義務教育という中での行政の果たす役割、これはやはり市民の子供さんに対しては、行政としての責任を持つべきであるというふうに申し上げているわけでありまして、問題をすりかえていただいたら困るというふうに申し上げて、次の質問に移ります。 次、介護保険料、利用料の減免制度についてお尋ねをいたします。 私、福祉民生委員会に所属しておりますので、ここでは市長の基本的な考え方のみお聞きをしたいと思います。 介護保険制度は、来年4月、3年に1度の見直し時期を迎えるわけでありますが、厚生労働省は来年度予算の概算要求で、国民の強い反対にもかかわらず、見直しの一環として介護保険料値上げを見込んだ国庫負担を計上しました。医療改悪などとあわせた新たな国民負担を強いるものとなっています。 厚生労働省が集計した各市町村の来年4月からの見直し保険料は、全国平均で月3,241円、夫婦2人で年間約7万8,000円の負担となるわけで、現行の11%増、1カ月当たり330円上がるというふうになっております。 武生市としても、この見直し作業に取り組んでいかれるというふうに思いますけれども、この中で低所得者への負担軽減などについては、どのように配慮されていくお考えがあるのか、お聞かせいただきたいというふうに思います。 武生市の基準額は、3,300円ということで、既に国の基準より高くなっておりますが、ここでぜひ低所得者に対する負担軽減措置なんかも講じていただきたいというふうに思いますが、市長いかがでしょうか。 ○議長(玉川喜一郎君) 暫時休憩します。       休憩 午前11時12分       再開 午前11時13分 ○議長(玉川喜一郎君) 再開します。 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 低所得者への介護保険料などの軽減策ということでございますけども、これも従来から言われておりました。我々も何らかの対策というか対応をしたいと考えております。今後、十分に研究しながら対応いたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 前田君。 ◆(前田修治君) 保険料につきましては、ぜひその前向きな対応をぜひお願いしたいというふうに思います。 それから、保険料とともに利用料の負担が大変重い、こういう問題もあります。厚生労働省の調査でも1割の利用料は高いというふうに答えられている人が38%いらっしゃいますけれども、いただいた資料で本市の介護保険の現状を見ますと、認定者のサービス利用料状況が平成14年2月で約80%、限度額に対する給付割合は3月で45.7%、予定支給額に対しての歳出状況は92.8%となっておりまして、この中では利用料が高くて十分なサービスを受けられない方がたくさんおられるのではないかというふうに推察をいたします。細かくは述べませんけれども、さまざまな問題をはらみながら保険料、利用料の負担が重いということ、このことから全国的に利用料や保険料を減免する自治体もふえてきているわけでありますが、武生市としても国の圧力、いわゆる三原則をはね返して、市民生活を守る立場で保険料、利用料の減免を実施していく考えはないのか、先ほどの答弁ともかかわりますけれども、もう一度市長の答弁をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 介護保険については、介護保険というシステムそのものが、被保険者の支払う保険料によって全体の構造ができております。この構造を基本として何らかの配慮ができるところがあれば配慮したいと思います。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 前田君。 ◆(前田修治君) この保険料の減免自治体というのは、本当にこの間ふえてきてますね。こうした社会情勢の中で、厚生労働省の発表ですけれども、2000年の10月には、これまでの72市町村だったのが、2001年4月には139市町村、2002年の4月は429自治体、介護保険を運営している自治体、広域連合の15%が何らかの形で減免制度をやってきているわけであります。そうした中で、この三原則を無視してやってきているすばらしい自治体もあるわけであります。 2002年3月19日の国会参議院厚生労働委員会で、日本共産党の井上美代参議院議員の質問に厚生労働省は、このいわゆる三原則というのは、地方自治上の上限にすぎず、自治体がそれに従うべき義務はないということを答弁しておりますし、坂口厚生労働大臣も、一般財源の投入であっても原則を超えて自治体がやるというのなら、その自主性を尊重するというふうに答弁をしているわけでありますから、市長言われましたように介護保険の会計だけでやるというんじゃなしに、この一般財源の投入も考えていかなければならないのではないかというふうに思いますが、市長いかがでしょうか。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 介護保険という制度は、やはりあくまでも保険という制度のもとに行われております。場合によっては、一般財源を投入する必要がある場合もあると思いますけども、あくまでも基本は保険というシステムの中にあると思っております。 以上です。
    ○議長(玉川喜一郎君) 前田君。 ◆(前田修治君) 実は、この春、御承知だと思いますけれども、秋田県の湯沢市というところ、あそこで共産党員の市長が誕生いたしました。そこで、市長は、この介護保険の減免の財源を何とかせなあかんということでいろいろ御苦労、検討もされましたが、なかなかむだ遣いと余り市の中で削るところはないということになってきましたら、いよいよ自分の報酬を3割減らして、この減免の財源に充てたと聞いております。ですから、市長の給与が、たしか収入役より5,000円ほど安かったとか、そういうふうになってしまったそうでありますが、私は武生の三木市長にそこまでしろとはもちろん言われもしませんし、言いもしませんが、要は市長の考え方次第。市長が、困っておられる高齢者の方々に対して、その暮らしを少しでも助けよう、福祉を守ろう、そういう立場に立たれれば、この保険料、利用料の減免制度をつくる上では、私は一般財源の投入ということもぜひやっていただきたい、このことは強く要望しておきます。 次に、国保税の引き下げについてお尋ねいたします。 武生市の国民健康保険加入世帯数は、平成14年7月末で1万1,490世帯、加入者数が2万3,545人ということで、そのうち滞納世帯が1,927世帯あると。そして、保険証が交付されずに資格証明書発行の世帯は、133世帯というふうに伺っております。 この資格証明書の発行というのは、国が国保法の改悪を行って、国保税を滞納している世帯に対して、被保険者証を取り上げ、この資格証明書を交付する、こういう改悪をしたことによるものだと思いますが、資格証明書は国保に加入しているということを証明するだけのものであって、病院で受診したときはかかった医療費を窓口で全額支払わなければならない。後で、保険負担分が戻ってくるといっても、当面多額のお金がなければ病院に行かれません。そういう病院に行けるお金があれば、国保が払えるわけであります。まさに、これは命にかかわる重大な問題でありますが、本市においても滞納世帯に対して短期証や資格証明書が発行されていますけれども、保険証がなくて病院に行けないという、こういう事態が起きる可能性はないのか。どのような状況のもとで資格証明書の発行に至っているのかを、まずお聞きをいたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中育夫君) 資格証明書の発行につきましては、平成12年度の国民健康保険法の一部改正によりまして、過去1年間にこの保険料の滞納をされてる方につきまして、証明書の発行が義務化をされたわけでございます。 そういう意味で、本市におきましても発行しているわけでございますが、ただ、今御指摘のように、今現在133人の方に、133世帯に交付しておりますけれども、実は年度当初では173でございました。この間5カ月の間に、40世帯の方には正規の保険証をお渡しをしております。そのように、私どもといたしましては、この窓口においでいただきまして、分納誓約等その納税について御理解いただける方については、当然に一般の被保険者証に切りかえながらやっておりますし、またこの資格証明書該当世帯で高齢者のいる場合につきましては、健康を考慮して被保険者証を交付しておりまして、それはもう機械的に処理するのではなく、非常に弾力的に対応しているところでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 前田君。 ◆(前田修治君) 国も悪質な滞納者以外からは、保険証を取り上げるべきではないと。また、資格証明書は、保険料を払えるのに払わない人を対象とするというふうに言ってますけれども、本市においては払わないのではなくて、払えない人には保険証を交付をして、決して命にかかわるような事態にはならない、こういうことでよろしいんですね。もう一度お聞かせください。 ○議長(玉川喜一郎君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中育夫君) 個々の世帯の納税相談、窓口においでになった場合に、その辺の実情を十分お聞きをしながら対応しているところでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 前田君。 ◆(前田修治君) 国民健康保険証の未交付というのは、これは市民の医療を受ける権利を奪うという人権問題であります。国民健康保険証を発行した後に、納税相談をしていくべきだと私は思いますが、このことは申し上げておきたいと思います。 そうしますと、滞納世帯が1,927世帯あって、そのうち資格証明書発行の世帯が133世帯ですから、残りの1,800世帯というのは、払う意思はあるけれども全額は払えないので、市の相談に応じて少しずつでも払っておられる、そういうふうに私は解釈するわけでありますけれども、この間の不況で商売が大変昨年より落ち込んだとか、リストラなどの失業で国保に入られる。そうした方もふえていますが、そうした中で私は払いたくても払えない、こういう世帯がふえてきていると思います。 私の資料では、平成12年度の滞納世帯は1,810ですから、この間100世帯以上ふえてきていると。この中で、私先ほど悪質滞納者ということをちょっと言いましたけれども、一部にはそういう方がおられるかもしれませんけれども、滞納者の圧倒的多数は払いたくても払えない。市からしょっちゅう督促のはがきが来てうれしい人はいないというふうに思うんですね。 先日もある方が、税金を銀行にたまたま振り込むのを忘れていたら、一月もたってないのに督促状が来たんやと言って怒ってらっしゃいましたけれども、しょっちゅうはがきが来るほど払えない人は大変肩身の狭い思いをしておられると思います。 そうした点で、この不況で所得が減って払いたくても払えない、そういう人が少しでも払いやすくなるように、国保税の引き下げをぜひこの時期に実施していただきたい、こういうふうに思います。今、国保基金は7億8,000万円あるようですけれども、この間基金を取り崩して国保の引き下げ、また値上げを抑える、こういう自治体も生まれていますが、市長のお考えいかがでしょうか。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 国保税の引き下げについても、毎回質問を受けておりますけども、老人医療費は年々増加しておりますし、また基金取り崩しということになると、今後大幅な税率の引き上げに対処するのが困難になったり、また賦課割合の平準化を実施するときの激変緩和、これなどの困難を来すことになると思います。基金は、やはり一定額以上整えておかないと、かえってこの制度を崩すことになると思っております。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 前田君。 ◆(前田修治君) 国民健康保険は、地方分権一括法によって団体委任事務から自治事務に移行して、各地方自治体というのは、まさに自治の立場で住民の生きる権利を守っていかなければならないと思います。 市長は、昨日でしたか、市長の存在意義は何だと言われて、市長は住民の福祉向上のために存在すると胸を張られたわけでありますけれども、これまでの介護保険、また国保に対する私の質問に対する御答弁、これは自治体の長というものではなくて、私は国の出先機関の答弁でないかなというふうに感じました。市長の存在意義をもう一度考えていただいて、前向きに対処されるように要望しておきます。 最後に、水道料金の値上げについて、問題について伺います。 桝谷ダムの完成に伴って、平成18年度から水道水としてこのダムの水を1日2万トン、県から買うようになり、市民が毎日使う上水道料金の値上げが避けられない、こういうふうに言われています。今の日野川の伏流水による水道水、これは夏は冷たくて冬は暖かい、大変おいしい水であります。また、水量も1日の使用水量約3万トンに対して、取水能力が今は4万2,300トン、十分に足りているわけであります。計画当初の必要とされていた予測が、しっかり外れている今日、今必要もない桝谷ダムからの水道水を買う計画、この見直し、これを求めるわけでありますが、これについての御見解をお示しいただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 田中公営企業局長。 ◎公営企業局長(田中馨君) 日野川地区の水道用水の供給事業からの取水のお尋ねでございますが、今議員御指摘のとおり、武生市の取水能力が4万2,300トンでございます。平成13年の1月には、5万4,800トンの供給を、配水をした現実がございます。そうしますと、今現在1万2,000トンの水源不足が予想されますので、この自己水源のかわりに県水からの受水を今計画いたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 前田君。 ◆(前田修治君) 一時期、そういうことがあったということも聞いております。しかし、それは何年といいますか、何十年かわかりませんけれども、何年に1回かのそういう必要なときに足りなくて、一定給水制限をしなきゃいけないというような、その状況もあるのかもしれませんが、しかし1年365日のうち本当に362日か3日か知りませんけれども、その辺につきましては、十分に足りているんではないかというのが私どもの認識であります。そうした点で、今あえてこの高い、そしてまたダムのいわゆるまずい水を買わなきゃいけない、飲まなきゃいけない、こういう根拠といいますか、必然性は薄いんじゃないかというふうに思われるわけでありますが、その辺のところについてもう一度御答弁いただけたらありがたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 田中公営企業局長。 ◎公営企業局長(田中馨君) 現在の地下水でございますが、今豊富できれいな状態が、これはいつまで続くかという予想は立てにくうございます。河川の水の水質も汚れてきておる現状では、水質の悪化、また異常気象に伴う水の枯渇というような問題も予想されることでございます。あらゆる点を想定いたしまして、市民のライフラインを守るのが、私たちの使命だというふうに思っておりますので、この点を御理解賜りたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 前田君。 ◆(前田修治君) 水道はひねれば出るのが当たり前だという我々の認識でありますが、理事者におかれては、それを維持すると、管理するという点で大変責任を持たれる部署であり、御苦労であると思いますが、ひとつ今の状況の中で、本当に今ダムの水を買わなきゃいけないのか、この見直しをする必要があるんじゃないか、こういうことも考えていただいて、そうでなければひとつ県の方にもこの契約の見直しを強く求めていただきたい。 そして、この状況のもとで市民がこれ以上水道料金の値上げなどで大変な負担になるようなこういうことは避けるように、ぜひ御配慮いただきたい、このことを要望しておきたいと思います。 いろいろ伺いましたが、ひとつ私が申し上げましたことをもう一度よくお考えいただきまして、住民の暮らし、福祉を守る立場で皆さんには、また御努力いただきますように心からお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(玉川喜一郎君) 以上をもちまして、10番前田修治君の質問は終了しました。 暫時休憩します。 再開は11時40分をごろめどとします。       休憩 午前11時31分       再開 午前11時43分 ○議長(玉川喜一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行します。 次に、発言順位11番、佐々木富基君。 佐々木富基君。 ◆(佐々木富基君) 通告に従いまして質問させていただきます。 まず最初に、公営住宅再生へ向けての展望についてお伺いをいたします。 武生市が管理している公営住宅も、高度経済成長期に多くの住宅が建てられ、計画的に修繕はされておりますが、老朽化が進んでいるのが現状かと思います。 いつも私の身近に芝原の住宅がございまして、この住宅も昭和37年に武生市が団地造成を行い市営住宅が建設され、築後40年を経過し老朽化が進んでおります。住んでる方も高齢者の方が多く、住居のバリアフリー化、またふろの設置、そして住宅と住宅の間の道が非常に狭い。また、雪が降ると除雪車が入らないと、いろいろな悪条件がそろっております。これは、芝原の住宅だけではございませんけれども、武生市が管理する市営住宅の現状についてまずお尋ねしたいというふうに思います。 住宅の総戸数、居住比率、住宅構造、また高齢者の比率、最近の応募状況などについて今現状どのようになっているのか、まず質問いたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 北岡建設部長。 ◎建設部長(北岡欣一君) 市営住宅の現状についてでございますが、市営住宅の総戸数、これは761戸でございます。 それから、居住比率、これは94%でございまして、9月1日現在、715戸に入居されております。 それから、住宅構造別、これの内訳ですが、木造住宅が38戸、準耐火構造住宅が170戸、それから耐火構造住宅が553戸でございます。 それから、高齢者比率ですが、65歳以上の世帯が138世帯で、先ほど言いました入居世帯の19.3%でございます。 それから、最近の応募状況でございますが、これはちょっと4月から9月までの募集戸数と応募者数について述べたいと思います。4月が8戸に対して8件でございます。5月が12戸に対して14件でございます。6月が13戸に対して5件でございます。7月については、ちょっと入居募集をやっておりません。8月が12戸に対して18件でございます。それから、9月が7戸に対して5件でございます。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 佐々木君。 ◆(佐々木富基君) まず、今いろいろと総戸数並びに居住比率などをお伺いいたしました。住居の構造面ですけれども、木造住宅の比率、これが38戸というようなことでございますが、私もちょっと調べてみますと、味真野地区の五分市とか味真野、池泉、畷、昭和住宅、築後40年以上、また昭和住宅に至っては昭和24年ということで、もう50年を経過している住宅もあろうかというふうに思います。 こういった住宅の中で、やはり今防災面などで非常に危機管理面から考えましても、安心して住める環境ではないというふうに思います。建てかえを含めまして、こういったこともこれからは必要だというふうに考えるわけなんですが、9月の補正の中でも住宅の修繕、また退去後の修繕費用として2,400万円計上されていたわけなんですけれども、非常にこれから後、こういった木造住宅に関しましては、ランニングコストと申しますか、退去時いろいろと修復するのに非常にお金がかかるというようなことで、こういったこともこれから後木造住宅についての見直しというのが、まず一つの課題ではないかというふうに思っております。 平成12年に武生市賃貸住宅再生マスタープラン、これを策定しておりますが、財政的に厳しい中で福井市などでも1週間ほど前ですか、今新築から改修へというような記事も載ってございました。武生市の方向性として、老朽化に伴う改修計画、またこれからの新築計画についてどのようになっているのか、お尋ねしたいと思います。 もう一つ、住居の高齢化比率、65歳以上が19.3%ですか、いろいろと住宅の構造によって入っている方も違うと思うわけなんですけれども、今平成5年以降に建てられた家久住宅、11年、12年の行松住宅、この辺についてはバリアフリー化がされてるかと思うわけなんですけれども、私も北日野住宅含めまして今歩いてみますと、やはり階段に手すりがない、こういったような状態もございまして、今バリアフリー化、どの辺、手すりとかそういったところを含めまして、どのような状態になっているのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 北岡建設部長。 ◎建設部長(北岡欣一君) 木造住宅の老朽化に伴います改修計画、あるいは新築計画でございますが、先ほど述べました木造住宅38戸のうち戸数の少ない昭和住宅、池泉住宅、それから畷住宅、この住宅については用途廃止を計画をしております。そして、残りの味真野住宅、五分市住宅については建てかえを計画しております。 それから、新規の計画でございますが、まず市営住宅の需要調査をする必要がございますので、今すぐ具体的な計画はまだございません。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 佐々木君。 ◆(佐々木富基君) 非常に木造住宅、用途廃止を含めて昭和20年代後半、そして昭和30年代前半のやつについては、そういった形で廃止をすると。味真野に関しては、新しく建てかえをするというようなお話かというふうに思います。 これから耐用年数を見ると、そういったことでわかるんですけども、住んでる方の意向を、この辺をどのようにとらえているか。今市営住宅の賃金見させていただきまして、一番安いところで1,300円からという住宅もございます。非常に収入がない、高齢になって収入がないというような状況の中で入っておられる方もおられると思いますので、そういった方に対する意向調査、こういった形はどのように行っていくのか。また、高齢者に対するバリアフリーの対策、先ほど申しましたように今段階的にどういった形で、北日野住宅含めまして昭和50年代に建てられた住宅だというふうに思うわけなんですが、その辺再度御答弁いただきたいというふうに思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 北岡建設部長。 ◎建設部長(北岡欣一君) バリアフリーの話でございますが、ちょっと先ほど済みません、失礼しました。いわゆる簡易なバリアフリーといいますか、階段に手すりをつけてくださいというような、そんな御要望等はございます、現実に。そういったことで、確かにもともと狭い階段が多いものですから、手すりをつけるとさらに狭いというようなことで、引っ越し等のときに使いにくくなるというようなマイナス面もございますが、今議員御指摘のように、高齢者だんだん上りおりするのにより楽な方法というふうなことを考えますと、そういったことをすることを団地ごとでしてもいいというような要望を、そういった皆さんの総意でそういうことで要望されれば、すぐに対応しておるような状況でございますし、今後もそういった要望があれば対応してまいりたいと、そんなふうに思っております。終わります、済みません。 ○議長(玉川喜一郎君) 暫時休憩します。       休憩 午前11時55分       再開 午前11時55分 ○議長(玉川喜一郎君) 再開します。 佐々木富基君。 ◆(佐々木富基君) 今ほどの質問した内容ですけども、今非常に古い住宅も、木造住宅もあると。そこに住んでおられる方も非常に収入は少なく、1,300円ぐらいから木造住宅だと入っているわけなんですけども、建てかえする場合に、いろんなそういったところで住民の方に転居してもらう場合もありますよね。そういった場合の意向調査、アンケートなんかをしていくのかどうかというようなことをちょっと質問させていただきました。住民の意向をどういったふうにとらえていくかと。(「住民の意向ですか。」と呼ぶ者あり)はい、そこに住んでる方ですね、これが今味真野の方なんか建てますよね。また、昭和住宅なんか廃止します。そういったときに、そこに住んでる方が次、例えば次のところへ移転するとか、そういった意向調査ですね、こういったことはどういった形で行うかという質問です。 ○議長(玉川喜一郎君) 北岡建設部長。 ◎建設部長(北岡欣一君) 先ほど、質問の中にもありましたように、12年につくっております市営住宅の再生マスタープランですね。それを策定するときに、そういった入居者の意向等を十分取り入れながらマスタープランそのものをつくっておりますので、そちらに入居者の方の御意向は、そういうことでその意向を反映させたいというふうに思っております。 ○議長(玉川喜一郎君) 佐々木君。 ◆(佐々木富基君) 今、市営住宅に関するその意向調査、十分に住民の、住んでる方の意向を調査しながらこれから後行っていただきたい。 また、バリアフリーに関しましては、住んでる方、やはり階段に手すりをつけていただきたいという御要望を私らも受けておりますし、もう一つ市営アパート、5階まであるアパートもございます。高齢者の方が4階、5階部分に住んでいる方もおられまして、体が支障ができた場合、そういったときにも柔軟にあいてる場合には、低階の方を、低い階の方へ移行する。こういったことについても、要望等としておきます。 3番目に、市営住宅の耐震耐火構造はどのようになっているのか、お尋ねしたいと思います。 8月から9月にかけまして、嶺北地方でも地震が発生いたしました。8月18日、私も自警隊で、市長もおられたかと思うんですけども、自警隊の50周年記念、文化センターの舞台に上がっておりまして、武生は震度1でしたか、そう揺れなかったんですが、福井の方は震度4ぐらいあったということで、あのときちょうどJRとか高速もとまったというような地震。9月に入りましても、地震なんかないなと思ってたんですけども、この辺8月、9月にかけましてこういった地震も発生しております。 そこで、市営住宅の耐震性についてでございますが、昭和56年以前の耐震基準で建てられている建築物に関しましては、耐震判断と補強工事が努力義務として決められているということで、武生市の住宅の耐震診断、これはどのようになっているのか。また、関連いたしまして、市営住宅の近年の火災の発生状況についてお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 北岡建設部長。 ◎建設部長(北岡欣一君) 市営住宅の耐震診断でございますが、昭和56年以前の旧耐震基準で建設されています団地については、9団地ございます。この9団地のうち、大規模住戸改修をしました1団地を除く8団地について耐震診断を実施しております。耐震性が劣るというふうに判断しております団地につきましては、今後大規模住戸改修、これをするときに耐震補強工事もあわせて施工したいというふうに考えております。 それから、最近の火災の発生状況でございますが、最近のこの10年間で4件の火災が発生しております。芝原住宅と北日野住宅、南住宅、家久住宅でそれぞれ1件ずつ発生しております。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 暫時休憩します。 再開は午後1時ごろをめどとします。       休憩 午後0時01分       再開 午後1時02分 ○副議長(嵐等君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 佐々木富基君の一般質問を続行します。 佐々木富基君。 ◆(佐々木富基君) それでは、午前中に引き続きまして、先ほど市営住宅での火災の発生状況、これをお示しいただきました。耐震診断につきましては理解いたしまして、火災につきまして、今ここ最近で4件発生してるというようなことをお聞きいたしました。 私も市営住宅二、三、見て回りまして、今平成5年以降建てられました家久、また行松住宅、こちらは玄関前の廊下が連結している廊下型と申しますか。50年代に建てられました北日野、これは階段型というんですか、前方に階段が1階から5階までありまして、また次の階に行くときには、また登らなくちゃいけないと、こういった階段型と、この2種類があるというふうにお聞きしたわけなんですが、火災が発生した場合には2方向避難というようなことで、玄関、ちょうど後ろ側のバルコニー、ここに隔壁を破ってずっと次から次に避難していくと、こういったシステムを見てきたわけなんですけれども、いろいろとこれから後市営住宅に入られる場合、こういった若い人、また年輩の方含めまして入った場合に、火災発生した場合、こういった場合の避難経路を含む指導を、こういったやつが現在今ここ10年ぐらいの間に4件ほど発生しているという現状を踏まえながら、どういったふうに指導なさっているか、この辺についてお尋ねしたいというふうに思います。 ○副議長(嵐等君) 北岡建設部長。 ◎建設部長(北岡欣一君) 入居者に対する避難経路を含む指導でございますが、入居時に避難経路などについて、まず説明を行っています。 それから、年1回の定例の管理人会、ここにおいても火事とか災害時の避難の方法、あるいは避難経路となるベランダに物を置かないように周知徹底をさせてもらっております。 それから、住宅入居者へも同じようなチラシを配布して周知徹底に努めております。 大体そんなことでやっております。 ○副議長(嵐等君) 佐々木富基君。 ◆(佐々木富基君) 今ほど説明の中で、年1回の管理人会、またベランダに物を置かない。実情をずっと見て回りますと結構置いてあったところもありましたね、だけど。 入居者に対して、住居入居者の心得の手引、これも私見せていただきまして、いろいろと事細かく書いてありましたけど、大事にずっと保管していただければ結構なことだと思うんですけども。 実際に、私もそのベランダの方へ行って現状を見せてもらいました。北日野住宅、ずっと5階部分から1階まではしごを伝って下へおりてくると。家久も同じでしたけれども、下へおりてきたときに、1階から今度外へ出る場合、例えば火事になったときに消防車が来て外から助けを待ってるというんでは、やはり自己防衛というんですか、何かあったときにやはり自分から出れるような方法というんですか。 実際に行きますと、1階部分、家久のアパートですけども、こちらの方に物置がありまして、はしごからおりてきますと、1メートル10センチぐらい、手すり合わせましてあります。子供さんなんか抱えてますと、ここから出ようかと思いますと、私ぐらい身長がありますと何とかこう出れますけども、その下にまた何センチか低くなっております。そうしますと、非常に避難を待っていればいいというわけではないんですけれども、やはりそこのとこへ簡易的なはしごとか脚立、そういったやつを、やはり一番はしごのあるところへ、こういったところには常備すべきものではないかというふうに私は感じたんですけども、その辺についてどのようなものか、ちょっと御質問いたしたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 北岡建設部長。 ◎建設部長(北岡欣一君) 今、議員御指摘のそういった不備があるかと思いますので、今言ったような簡易のはしごといいますか、そんなことにつきましてはすぐ対応できるよう、支給できるように対応させていただきます。 ○副議長(嵐等君) 佐々木富基君。 ◆(佐々木富基君) それでは、火事に対する対応につきましては、理解いたしました。 次に、市営住宅の地区別、東地区とか吉野地区含めまして構成比率、入居戸数、これがどのようになっているのかお示しいただきたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 北岡建設部長。 ◎建設部長(北岡欣一君) 市営住宅の地区別の構成率、これにつきましては、13地区のうち東地区には市営住宅はございません。それから、西地区は28戸で3.7%、南地区が178戸で23.4%、神山地区が72戸で9.46%、それから吉野地区が82戸で10.8%、国高地区が166戸で21.8%、大虫地区が30戸で3.9%、王子保が93戸で12.2%、北日野地区が90戸で11.8%、それから味真野地区が22戸で2.9%でございます。北新庄と白山、坂口については、市営住宅はございません。 以上です。 ○副議長(嵐等君) 佐々木富基君。 ◆(佐々木富基君) 今13地区、入居比率、入居数お聞きしたわけなんですけれども、今いろいろと中心市街地のお話も出てる中で、中心市街地の定住化含めて話題になってるかというふうに思うわけなんですけども、東地区にはないと。私、以前本多町にいたときには、木造のが3戸ぐらいあったのを記憶しておりますけども、これはもう今なくなったというふうに思うわけなんですけれども、これから6月議会の中でも、また先ほども出ておりましたけれども、やはり市街地にお年寄りに住んでいただきたいと、市長の方も6月答弁なさっておりましたけれども、やはり東地区に高齢者向けの優良賃貸住宅と申しますか、こういった取り組みも今いろいろと政策的な提案、中心市街地の基本計画、また環境部の出した町並みを生かしたまちづくり含めていろいろと提案も出てるかというふうに思います。 そういった中で、町中の武生市が管理している土地なんかを利用して、そして福井なんかでも今新築から改築の方へ進んでおるという流れの中で、やはり民間活力を利用した住宅、こういったことを建設することについて、今お考えどのようなことを思っておられるのか、ちょっと質問したいというふうに思います。 ○副議長(嵐等君) 北岡建設部長。 ◎建設部長(北岡欣一君) 高齢者向けの優良賃貸住宅ということでございますが、これの建設につきましては、今言われます特に民活ということでございますと、民間でかつ自分の所有地を持ってらして、そこに賃貸住宅を建てたいということであれば補助制度がございますので、国とか県とか連携を図りながら予算措置などについて対応してまいりたいと、そんなふうに思っております。 ○副議長(嵐等君) 佐々木富基君。 ◆(佐々木富基君) なかなかいろいろと規制もあって、補助制度には規制もあるということもわかりました。 今いろいろと民間活力を生かした取り組みというところで、特優賃、特定優良賃貸住宅、昨年シルバーケアハウスというのが、吉野の方でも完成いたしまして、今50戸数入っているとお聞きしております。 昨年から福井の日之出の方ですか、シルバーケアマンション、こういった取り組み、民間が役所の方から土地をお借りして、そこへ建てるようなシステム、こういったやつも実際に昨年新聞紙上で私も見ました。結局、やはり今町の中に、大野市の例もありましたけれども、あるいは特優賃を使って14世帯ぐらい、また40人ぐらいが町中へ定着したというようなお話も聞いて、市長も視察に行かれたというようなお話もちょっとお聞きしましたけれども、そういった今の制度では、土地が自分で持っていなくちゃいけないという規制がある。今、シルバーケアマンションにつきましては、市の土地をお借りして民間がそこへ建てると。そういった制度も去年から、今までは何々、何々会とかと、そういったやつがないとできなかったのが、規制緩和の中でできるというようなお話も聞いておりまして、福井の実例もあるということで、こういったこともこれから新しい制度の一つとして提案していきたいと思いますので、これは一つ検討をしていただきたいと、要望にしておきます。 いろいろと市営住宅について話をさせていただきましたけれども、やはりこれから後民間活力、今いろいろお話ししてきましたけども、役所がこれからなかなか厳しい状態の中で、お金を出して新たに建てていくというのも、今まではよかったと思うんですけども、これからやはり見直す時期に来てるかと思いますので、そういったところは民間活力を利用した中での施策、また今9月の補正の中で2,400万円ぐらい住宅の修繕費用がかかっていると。これは、退去するのにふすまをかえたりとか畳をかえたりとか、非常にそういったところで、一見退去者が多いと、今回2,000万円ぐらいの予算が組んでありましたけども、非常にランニングコストがかかってくると。見直すべきところは、やはり見直して、そういったところのコストの削減。それにはやはり、住んでおられる方がおられますから、先ほどの意向調査、アンケートじゃございませんけども、その辺を十分に考慮する中でこれから後の建てかえ計画、こういったことに進めていっていただきたいというふうに思いますので、市営住宅についてはそういったことで質問を終わりたいと思います。 続きまして、中心市街地の活性化対策ということで2番目の質問に入りたいというふうに思います。 ことしは、大河ドラマの「利家とまつ」という中で、大名の第一歩を踏み出した越前府中、この武生市が、この武生市役所も、私もNHKの大河ドラマを見てて、正面から府中城跡というようなことで映ったのは、記憶に新しいところでございますけれども、県外からもことしは武生に前田利家のゆかりの地ということで、多く来られることを期待しているところでございますが、県外から自家用車、また観光バスで武生へ来られた方も、これから後来られた方が、やはり蔵の辻、多くのお金を出して中心市街地の目玉としてつくったところ、こういったところ、また古い寺社仏閣などを歩く場合に、これから来られた方が武生の町を見て空き家が多いとか、駐車場がない、こういった印象を持たれないようにするのもこれから大切なことではないかというふうに思うわけでございます。 10月から菊人形始まりますけれども、私も防犯隊員として駐車場の整備なんかをいつもさせてもらってるんですが、朝の5時ぐらいから県外から来られる方含めまして、やはりこれから武生が菊人形をして、その後中心市街地へ流れをつくると。ことしは、商工観光課の方でもパンフレット、観光案内をつくって非常にPR効果も多いかというように思いますので、そういったところではぜひいい機会ではないかというふうに認識しております。 そこで、1番目の質問といたしまして、平成12年度に中心市街地の活性化対策といたしまして、伝統的な町屋風の空き家を活用した定住人口の増加、また現存の建物保存を目的に中心市街地の空き家調査というのを実施しておりますけども、調査の内容、結果がどのように今生かされているのか、お尋ねを申し上げたいというふうに思います。 ○副議長(嵐等君) 前野環境部長。 ◎環境部長(前野政治君) お尋ねの調査についてでございますけれども、中心市街地におきまして、登記簿、公図をもとに空き家対策のための調査を実施したところでございます。 その調査の内容でございますけれども、空き家を今後有効活用するため、必要な権利関係の調査、それから建物、土地所有者あるいは占有者のリストの作成、それからそれに基づきまして、建物所有者への意向アンケートの実施をいたしたものでございます。 ところで、その調査の結果についてでございますけれども、市街地の活用化の施策に活用してまいりたいと、このように考えているところでございます。 ○副議長(嵐等君) 佐々木富基君。 ◆(佐々木富基君) 空き家調査の実態はお聞かせいただきましたが、いろいろと町屋風の建物を含めて貴重な財産がまだ残っているという中で、町並みを生かした環境まちづくり、これは新聞にもきのうも話が出ておりましたけども、市長のあれ読んでおりますと、市民みずからの提言がなされ、非常に私も共有する課題の中で参考になる点が多うございました。 空き家調査の結果の中で、これから後町並み保全の観点から、やはりその空き家を修繕とか改善、これについての行政支援制度の確立、また相談窓口づくりですね。これからほっておきますと、だんだんだんだんこれは空き家がつぶされ、またこれが駐車場になり、月極駐車場になっていくと。今いかにこれを食いとめるかというような点で行政の支援策、こういったものがあれば、ちょっとお示しいただきたいというふうに思います。 ○副議長(嵐等君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 先般の武生市町並みを生かした環境まちづくり提案書、大変具体的に、今後町並みをどんなふうに生きたものとして活用していくかというような視点から練られたものだったと思います。 そして、この中には、市民みずからがこの提案の内容を実現していくような構想もたくさん入っておりました。私ども、これについて市民みずからの行動について手助けをもちろんしたいと思いますし、また市みずからもいろんな方策をもってこれらの提案の内容を実現していきたいと思っております。 以上です。 ○副議長(嵐等君) 佐々木富基君。 ◆(佐々木富基君) 市民みずから提案をして、本当にあの内容を見ますとそのとおりだというふうに思うわけなんですけども、行政的な支援策がないかというような質問をさせていただいたんですが、先ほどの市営住宅の話にちょっと戻りますけども、やはり今大野での実態、私も大野の方へ議長の研修会のときにちょっと行って見せてもらいましたけれども、町屋の住宅、これも特定優良賃貸住宅の制度を利用しながら40人の定住者を生み出してきていると、これもいろんな大野市も施策の中で、こういった取り組みをしてきたのではないのかというふうに思うわけなんですけれども、今これから後中心市街地の活性化の基本計画とか、今出ました町並みを生かしたまちづくりの提案書、いろいろ提案しているのをきのうの大久保議員ではございませんけども、やはり今実行に移す段階に来ていると。もう本当に時間が、空き家調査の実態の方を私見せていただきますと、実際に空き家の写真を撮ってどうするかということの実態ですね、これを置いておけば、もう本当に1年、2年でだんだん空き家がなくなって、駐車場になって、それがまた置いておくと月決め駐車場になっていくと。もうこういう悪循環をたどるのではないかというふうに思いますので、そういった中での施策というものは、早急にやっぱり実行に移すべき問題ではないかと思いますので、この辺ほかの議員さんと重複しますので、要望としてぜひ積極的に進めていっていただきたいというふうに思います。 次に、空き家になったスペースの大半、市街地の、今ほど申し上げましたように月決めの駐車場、これが非常に多くなっていると。武生市の駐車場の実態を見ますと、やはり駅周辺、パーク・アンド・ライドの需要にこたえるべく駅周辺の駐車場は進みましたけれども、今18億円を超える大きな金額を投資してつくった蔵の町、ここら辺どの駐車場を、これが今非常に希薄になってるんじゃないかというふうに思います。 冒頭に申し上げましたように、ことしは武生の菊人形も盛大に行われ、またいろんな観光客が来た場合に、やはり駐車場対策、これは非常に町周辺のところの駐車場対策が非常に大切になってくるんではないかというふうに思うわけなんですけども、その計画の中では民間駐車場の整備、促進を図るための補助事業の活用、また税制上での優遇措置などを計画として上げられておりますけども、この辺、検討研究するというふうに書いてございましたけれども、どの辺まで進んでいるのか、ちょっとお示しいただきたいというふうに思います。 ○副議長(嵐等君) 北岡建設部長。 ◎建設部長(北岡欣一君) 総合計画に示されました民間駐車場の整備に関する補助事業の活用、あるいは税制上の優遇措置の取り組みでございますが、これは一定の条件、これを満たした駐車場の整備につきましては、助成制度とか税制上の優遇措置、これが適用されるものが既にございますので、現時点ではこういったものを活用していただくように指導してまいりたいというふうに思っております。 ○副議長(嵐等君) 佐々木富基君。 ◆(佐々木富基君) 今の部長の話の中で、そういった措置の中で対応していただくと、駐車場の補助制度については。一応一定の理解はさせていただきました。 また、大野の話に戻って大変恐縮でございますけれども、今大野城の方をこの間ちょっとのぞかせていただきまして、あそこへ行った場合に、外から来た場合、市外から、また県外から来た場合に、駐車場の方が市外者の方を優先に誘導するような案内板、こういったやつを見ることがありました。やはり、非常に外から入ってくる方を優先してるというんですか、町を挙げて。そういった取り組みも見られました。 今は、10月からそういった面での、また菊人形の話に戻りますけれども、民間駐車場を、こういったやつを期間限定でも開放していただくとか、商店街の方で総社通りの方ですが、ちょうど有明交番所までの一定の区間を限定して駐車禁止の緩和ちゅうんですか、こういった施策も蓬莱町の住んでる方のお話ですとなかなか警察の方の要望、市にもあちこち要望して、ようやくそういったことが実現できたというようなお話も聞いておりますので、商店街も一生懸命になってそういった取り組みをなさってるというふうに思うわけなんですけれども、市としてもこれから後蓬莱町の方は、まだ広小路通り、ちょうど蔵の町の前、こちらの方はまだそういったところの話にはなってないんでないかというふうに思うわけなんですけれども、ぜひそういったところについても市も相談に乗っていただき、蔵の町を有効に利用するというようなことで、ひとつ取り組んでいただきたいというふうに思います。 それでは、最後に今前田利家紀行という地図が、パンフレットを立派なのをつくっていただき、これは私もあちらこちらに10部ほどいただいて、PRするには、一応武生の町を知っていただくのに非常にいい資料だというふうに思ってるわけなんですが、この地図の中、武生由来の通り、善光寺通りとかえびす通り、大正通り、そして本町通り、広小路通り、こういう通り、我々小さいときからそういった通りについて、大正通りといったら、ああそこの通りやなと頭に浮かぶんですよね。今、多分20代、10代の方は、この通りの名前を言ってもほとんど浮かんでこない。これが実情ではないんかというふうに思います。 そういった意味では、この資料本当に、私もこれを見ながら武生の町、すばらしいものやなというふうに思っておりまして、こんなに名所旧跡があったかというのも再発見されたところでございます。 今、市民連合時代、昨年会派の政策提言の中で、武生にふさわしい愛称ネーミングをつけていただけないかと。これ、今のこういった通りを残していく意味で、この地図にあるような名前を、ネーミングプレートを、こういったやつをつけていただかないかというふうなことで、再三提案をしてきたわけなんですけども、いつも検討するというような形の中で終わっておるわけなんですけども。この辺市長、この3年間私も提案を出す中で、どのような形で今進行してるのか、ちょっとお示しいただきたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 北岡建設部長。 ◎建設部長(北岡欣一君) 会派から提案をいただいてます市内道路への愛称ネーミング化、これにつきましては平成8年度に中心市街地の各商店街代表の方、それから平成12年度には武生市商店街連盟の代表の方と主要道路への愛称ネーミング化につきまして協議をいたしました。 ところが、なかなか調整がつきませんでした。という理由は、思いますに、一定の路線の延長区間、こういったことも必要であると思いますし、また路線そのものの選定も必要でございますし、あるいは一定の路線の区間の中に、既存の商店街通りの名前が細かく連なっているというようなことがありまして、こういった点での調整がなかなかできなかったというような事情で、そのネーミング化というようなことになかなかつながらなかったということでございます。 福井市内で言ってますような桜通りとか松本通り、あるいはフェニックス通りですね。ああいったイメージでの道路の愛称ネーミング化につきましては、今言ったようなことで、すぐに実現できるような状況にないというふうにちょっと今判断をさせてもらってます。 少し視点を変えてといいますか、例えば戸谷片屋線を東西1号線というようなことで言っているように、通称名化といいますか、そんなことも一つの方法じゃないかなと思いますので、そんなことも考えながら、また今言った愛称ネーミング化については、今後また研究していきたいというふうに思っております。 ○副議長(嵐等君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 追加してお答え申し上げます。 ただいま議員の御提案のお話は、旧町名を愛称名として使ったらどうかのように聞こえました。(「道路。」と呼ぶ者あり)旧道路ですけども。そして、我々は、今部長答弁の内容は、会派の申し入れとして愛称ネーミングを募集して使用してはどうかというふうに我々は受け取ったわけです。 そうすると、例えば今の松原線だったら、あの松原線市内を通る全域を一本の、例えばフェニックス通りのように新しいネーミングをつけてはどうかという意味にとっていたわけです。 でも、ただいまの議員の質問ですと、例えば松原通りだとか銀座通りとか、善光寺通りとか馬場通りとか、そういう昔から親しまれていたこの通りの名前を、もう一度使ってはどうかというふうに私は聞こえました。そうすると意味がかなり違いまして、今部長の答弁あったんでは、例えば松原線全部を旧町名のどれかにするわけにはいきません。あれ全部を善光寺通りというわけにはいきませんから。そういうことで商店街と話し合いがつかなかったということであります。 そして、市内を通過する全部の7線について名前をつけるとなったら、それはまた別の話だと。ちょっと表現が余り上手でないかもしらんけども、私ども議員のおっしゃるのと会派の申し入れとちょっと違う意味にとらえておりますので、このような答弁になっております。 以上です。 ○副議長(嵐等君) 佐々木富基君。 ◆(佐々木富基君) この質問をするに当たり、会派の方でも事前にちょっと話ししてまいりました。やはり、伝統的に武生に伝わっている通り、馬場通りと言いましたら府中城まで本多の殿様が馬で走った通り、これを変えるというわけにもいけないと思いますし、そういった名前は継承しつつ、今新たに例えば式部通りとか、そういったやつも含めて武生らしいネーミング、昔の名前、商店街を急に変えてしまったら、例えば大正通りからえびす通りを全部大正通りにしても、これはやっぱり不可能だというふうに思いますし、そういったところで昔の名前はやっぱり残しながら、その辺の中でまた新しい取り組みについても、新しい名称も含めた中で検討していっていただきたいというふうな提案でございますので、御理解いただきたいというふうに思います。 時間の方ももうあと1分になりましたので、中心市街地の活性化対策、今駐車場の話、またいろいろと空き家調査、また町並みを生かした環境まちづくりの提案書、またいろんな中心市街地の活性化の基本計画を含めまして、ぜひこれから後実行に移していただきまして、そして中心市街地の蔵の町を中心にした、点から線に結びつけていくような方策でひとつよろしくお願い申し上げたいというふうに思います。 それでは、これで質問を終わらさせていただきます。 ○副議長(嵐等君) 以上で佐々木富基君の質問を終了します。 次に、発言順位12番、関正美君。 関正美君。 ◆(関正美君) 関正美でございます。一般質問をさせていただきます。 最初に、公団の公共事業のあり方についてお尋ねいたします。 ある主要道路におきまして、数カ月交通どめをされておりまして、改修工事が行われておりました。ようやく7月31日にその工事も終わり、10センチぐらいのアスファルト舗装もなされて、白線も引かれて交通どめが解消された。ところが、1日置いた8月1日に同じ場所をまた掘り返して水道工事の布設工事がなされたと。このように私風の便りで聞いたわけでありますが、そういう事実があったのかどうかをまずお尋ねいたします。 ○副議長(嵐等君) 田中公営企業局長。 ◎公営企業局長(田中馨君) お答えを申し上げます。 議員御指摘の件につきましては、県道の米ノ線でございます。詳しくは、馬塚地係りで県道の道路改良工事に伴うおくれから、私どもの水道工事もおくれを来したという事実でございます。事実は、承知いたしております。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) 事実があったということで、私そう深追いはいたしませんが、地域住民の方は、こういうやり方を大変なこれ税金のむだ遣いであると、このようにとらえておりますし、現場の最先端の担当の職員の方も、もう暑いさなかを汗みどろになって本当に一生懸命説明をされたり、対策を講じられているわけです。私、このことを公営企業局長にお聞きしたときには、そのことを存じてなかったようなふうにとっておりますし、やはり大事な税金でございますので、以後このようなことの起こらないような、むだのないようなそういう体系づくりをやっていただきたいと思いますが、お考えをお尋ねいたします。 ○副議長(嵐等君) 田中公営企業局長。 ◎公営企業局長(田中馨君) 議員の御指摘のとおり、私どもも関係機関と十分調整をさせていただきまして、以後このようなことのないように十分配慮してまいりたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) 今、そのような御答弁でございましたので、やっぱりきのう、きょうと職員の方の大変厳しい指摘もございますが、私は大半の職員が本当に一生懸命やってらっしゃるということもよく熟知しておりますので、そういったことが以後起こらないような体制づくりをよろしくお願いします。 次に、道路を掘り起こして推し進める公共事業につきまして、私も過去3カ年間の資料を持っておりますが、地域住民にしてはどうもその年その年の後半に偏っているような気がして、年が慌ただしくなってからとか、あるいはぬかるみができたときに通行を制限されたのではと、こういうような声もお聞きいたしますが、発注のときに一年を通して満遍なくそういう工事の形態がとれないかということをお尋ねいたします。 ○副議長(嵐等君) 北岡建設部長。 ◎建設部長(北岡欣一君) 道路掘削を伴う工事につきましては、特に今言う冬期間には除雪作業に影響がございますので、そういった降雪期に掘削工事が重ならんようにというようなことで、年度初めに庁内の各課、あるいは関係の各機関と年度当初に、それぞれの掘削工事を予定している箇所の年間のスケジュールを出してもらいまして、そういったことが重ならないような調整をさせてもらっております。 ただ、降雪期とか年末年始なんかの時期の前には、今言ったような降雪期の通行の安全確保のために業者サイドさんの方で、一時的にそういった安全確保のために埋めて、再度また雪のおさまる時期を待って掘削するというような事例もございますし、また水道とかガス工事ですね、こういった緊急的なものもあると思われますので、そういった点を御理解をいただきたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) もう一点、よく耳にすることは、この間掘り返して工事をしたって、こういう状況が生まれる中で、さらに数カ月ほどたったらまた同じ場所を掘り返してという、こういうこともよく見受けられますが、発注のときにどのような心遣いをされているのか、お尋ねをいたします。 ○副議長(嵐等君) 田中公営企業局長。 ◎公営企業局長(田中馨君) お答えを申し上げます。 議員御指摘の件につきましては、下水道関係と私どもが管理してます水道とガスの工事関係だというふうに認識をいたしております。 下水道関係は、建設業が請け負われておりますし、私どもの方のは、管工事組合の管工事業者が請け負うというようなことから、多少時期はずれる可能性もございます。以後は、関係部署と十分調整をしながら短期間のうちに工事が進むように努力いたしてまいりたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) 今、御答弁いただきましたけれども、公共事業、やはりこれ大切な事業でございますので、住民の声もしっかりとまた聞き届けながらやっていただきたいと要望しておきます。 次に、子育て支援策と高齢化対応の施策についてお尋ねいたします。 私は、7月に行われました武生市議会議員選挙で、若い世代には希望と活力を与える子育て支援策の充実と、高齢者の方には安心と安らぎを与える施策の充実を訴えさせていただきました。 厚生労働省は、少子化転換のため来年度の予算で総額1兆400億円の予算を盛り込むことを決定いたしております。各市町村に子育て支援総合コーディネーターの配置や、各小学校区ごとに子育て支援委員会を設置することなどが検討されています。この国の方向性に合わせた武生市の取り組みのお考えをお尋ねいたします。 ○副議長(嵐等君) 吉田福祉保健部長。
    ◎福祉保健部長(吉田武治君) 新規の子育ての施策が国の方から数多く示されてきているわけでございますが、今後国の動向を見定めながら対応していきたいというふうに思っておるところでございます。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) 今、政府はこの少子化解消のためには、20年間という長期的ものに立って、予算のそういった取り組みをされているわけでありますが、そこで三木市長にお伺いをいたします。 芦原町が来年度から幼稚園をスタートさせることに決まりましたが、そのことを報道した福井新聞の論説では、高齢化とともに少子化が各自治体に重くのしかかっており、国の対応のおくれを横目に地方が独自の政策を打ち出すのは地方の時代にふさわしいと、このような考え方を多くの市民も望んでいますが、三木市長はどのように考えておられるのか、お尋ねをいたします。 ○副議長(嵐等君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 これからの時代、どのような分野であろうと、国の政策とはまた違う独自の地方の政策があるのは当然だと思いますし、可能なことについてはそのようにしたいと思います。 以上です。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) 私、今市長から御答弁をいただきましたが、きのうの同僚議員の質問を同じく勝山市議会で答弁されている記事が、きょうの福井新聞に報道されてますね。同じ質問で、勝山市の理事者の答弁は、市の存亡にかかわる問題であると。私、きのうの答弁を聞いておりまして、非常に温度差があると、このように思っているわけです。少子化の問題を市の存亡にかかわる大変な問題であると、国も県もそのように取り組んでおりますが、きのうの少子化対策のそういった委員会の設置等に、本部の設置等に対する答弁をお聞きいたしておりましても、非常に温度差があると。私は、もっとしっかり取り組んでいただきたいと思いますが、このきょうの勝山市での答弁に対してはどのようにお思いでしょうか、市長は。 ○副議長(嵐等君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 少子化問題についは、私も国の存亡とは言いませんけども、国のこれからのあり方に決定的な大きな影響がある問題だと思っております。そして、勝山市の理事者がどのような答弁をしたか、その内容について新聞報道以上のことはわかりませんけども、勝山市は一つのやり方であり、武生市はまた武生市のやり方をしなければいかんと思っております。 以上です。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) それでは、それぞれの施策の方に入らせていただきますが、最初に共働きの両親が、子供が病気になった、しかし仕事が休めないと。子供をどうでも預かってほしい、このような切実な要望から、我が国で病児保育が始まったのは36年前でした。7年前には、国のエンゼルプランの中で、乳幼児健康支援一時預かり事業として制度化されています。武生市での取り組みのお考えをお尋ねいたします。 ○副議長(嵐等君) 吉田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(吉田武治君) 病児保育施設の設置につきましては、関係機関との十分な協議が必要でありますので、今後検討してまいりたいというふうに思っているところでございます。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) 今、日本児童保健協会が行った幼児健康度調査では、五、六歳児の21.6%、5人に1人が入院経験があると、このように言われております。 この病児保育施設につきましては、国の考え方としては、2004年ごろまでには全国に500市町村にこの病児保育施設を設置したいと。そのためには、補助金もつけられているわけなんです。ここで、そういう目標設置の年に合わせて、武生市は取り組まれてはどうかと提案させていただきますが、お考えを再度お尋ねいたします。 ○副議長(嵐等君) 吉田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(吉田武治君) 親が、一番涙を流すときはどのときやと言われると、子供が病気になったときやということが70%以上出てるという数字も出ております。そういうところをしんしゃくしながら、関係機関と十分協議をしていきたいというふうに思っております。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) なかなか浪花節的な答弁を返してくださってはおりますけれども、しかし切実なこういう子育て支援策の一つ一つを対応するということが、非常にそういった若い世代の励みにもなりますので、検討というよりも国が500市町村、市長、何か武生は住みやすい環境とかなんかは上位にランクされていると自慢されてるでしょう。500市町村の中に何で手が挙げられないんですか。そうでしょう。市長の考え、一遍お聞きします。 ○副議長(嵐等君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) では、お答えいたします。 病児保育については、(「市議会怒ってる。」と呼ぶ者あり)診療機関側との十分な協議が必要であります。我々はこれを十分にした上で、できるだけこの手を打ちたいと思います。 以上です。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) これは、既に国で何十年も前から実施されて、しかも2004年までにこういった大きな目標を、しかも助成金を出したいって、こういう方向性でございますので、ぜひ武生市としてもこういった保育施設を完備させてください。 次に、産後ヘルプ事業としては、出産後間もない時期の母親にとって、育児や家事の負担は大変に重く、特に昼間赤ちゃんと2人だけになる核家族等にベビーシッターではなく、母親を手助けするためのヘルパーを派遣して、子育てに悩む母親を孤立させないための産後ヘルプ事業を導入されてはどうかと提案させていただきますが、お考えをお尋ねいたします。 ○副議長(嵐等君) 吉田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(吉田武治君) お尋ねの産後ヘルプ事業でございますが、核家族の増加により産後間もない母親に対して、育児や家事の手助けが必要であることは考えておるところでございます。 現在、シルバー人材センターにおきまして、育児に伴う女性の負担を肩がわりする育児サービス促進事業を実施しておりますので、その事業を活用していただきたいというふうに思うところでございます。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) これは、ヘルパーさんなんかもだんだんと仕事が制限されてなくなってくるような状況もありますし、こういったことは雇用の面でもまたしっかりとした体制づくりにもなりますので、ぜひ子育て先進地においては、こういった事業がどんどんと行われておりますので、また取り入れていただきたいと思います。 次に、厚生労働省は、来年から子育て支援と高齢者雇用対策の一石二鳥を目指して、シルバー人材センターに登録された元教員や元保育士を、共働き世帯や核家族等の子育て支援をする取り組みを実施する方針を決めております。武生市の対応についてのお考えをお尋ねいたします。 ○副議長(嵐等君) 吉田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(吉田武治君) 元教員や元の保育士はおりませんが、現在保育園におきまして早朝、延長、土曜パートとしてシルバー人材センターからの派遣により高齢者を雇用いたしているところでございます。 今後は、国の方針等を考慮しながら対応していきたいというふうに考えているところでございます。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) この間、私はある新聞のエッセーをちょっと読ませていただきましたんです。これは、小児科医でもあり作家でもある方が、新潟県上越市のことを紹介していました。 上越市に行ってみてびっくりした。保育園の大半に、おじいちゃん先生がいた。60歳前後、資格は不要。非常勤の嘱託だが保育園士として制度化されていて、日本で初めての先駆的な試みだ。さらにもう一つ、びっくりしたことがある。24時間年中無休のファミリーヘルプ保育園が稼働していた。いつでもだれでも困ったときに子供を預けられる。これらは、ぜひ全国に広げてほしい。 このようにエッセーで紹介した記事を、私読ませていただきまして、取り上げさせていただきましたが、このような子育て支援、先駆的なそういった武生市での取り組み、お考えがないのか、お尋ねをいたします。 ○副議長(嵐等君) 吉田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(吉田武治君) 24時間保育につきましては、現在進修学園におきまして、ショートステイ及びトワイライトステイにより、24時間または夜間、児童を預かっておるところでございまして、また平日の昼間は保育園におきまして一時保育を実施いたしているところでございます。 今後は、この制度の充実と普及に努めてまいりたいというふうに思っているところでございます。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) ひな壇の理事者の方には、一石二鳥という言葉は釈迦に説法かと思いますが、私子育て支援策を話しながら高齢化雇用の話も一緒になっておるようなことを、今言ってるわけですけども、ですから上越市、早速私も視察に行ってまいりましたが、保育園士を現在全保育園に32名置いておりまして、この効果は若い保母さんにも大変、頭だけはしっかり学問が詰まっているのか知りませんけども、しっかりとそういった人生経験があるお年寄りの方がいることによって、非常に若い保母さんにも影響が大きい。それから、核家族でおじいちゃんという存在を知らないというんですね。子供が生き生きしてきた。こういったところから、また保育園士制度を全国で使えば、保育を充実できるだけではなく、財政的にも効率的で中高年の雇用も新たに生み出せると、上越市の子供課はこのように言ってるわけです。 市長は、この間の菊人形の臨時職員何名応募があったか御存じでしょうか。余り細かい数字を聞いても知らんかと思いますけども、私らはやっぱり最先端の市民の声を聞く窓口として、180名応募があって不採用の方が104名なんですよ。76名採用して、私これ担当でふるいにかけられた方も酷ではあるし、またあれかと思って、非常に厳しいやっぱり選択をされたかと思いますが、そのように働きたい。そして、この上越市の判断では、保育園士に新しい保母さんを雇うよりは、財政的にも半減できる。そして、いろんな雇用にも。完全にこれ全保育園に配置するわけですから。そういった、なかなか作家かって全国のエッセーに紹介するぐらいですから、いいものをやはり紹介しているわけです。 市長は、こういったことで、先ほどの厚生省の発表では、元教育委員あるいは元保育士という限定があったでしょう。ここは、60歳を目安にしているから、ちょうど私ぐらいの年齢ですから、子供にとってはいいおじいちゃんになれそうな気も私も今いたしますが、ですからそういうことを思いますと、こういう制度は、やはり市長は先ほど私がなぜ冒頭にそういった国の、何かというと市長は国の動向を見きわめるとか、他府市の動向を見きわめてからと、こう言いますけど、先駆的なこういう子育て支援策とれないものかと、こういったことで高齢化の雇用にもつながってまいりますので、市長一度お考えをお尋ねいたします。 ○副議長(嵐等君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 私、心がけて国の動向とか県の動向という言葉は使わないようにしております。職員が使うことはあるかもしれませんけど、私はめったに使いません。そして、他市の動向という言葉もめったに使いません。武生市は武生市の考え方でやっていくつもりでありますし、他市の動向の中でも、また我々採用すべきものについては、進んで採用しているつもりであります。 以上です。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) 私、この間の平成12年度の国勢調査、棒グラフで差し示された武生市の人口、これ本当に余り私言いたくないんですが、私の体型に非常によく似てるんです。下半身がもたない。この間まで大相撲に曙とか小錦とかいましたけども、なぜあの土俵でもろくも敗れて土俵生命を縮めたか。下半身が上半身を支えられないでしょう。これ見ると、ちょうどそのとおりですわ。50歳ぐらいあがだあと膨らんでて、それで高齢化がちぼん出て、先ほどきのう発表あったとおり15歳人口がすっと先細りでしょう。ですから、こういうことが、これから何回か行われる国勢調査の中で、敏感にこういったことがもう体もたないで倒れますよという、その調査では。ですから、私は市長は首長として、こういうこともしっかり受けとめていただきたいんです。 市長は、今まで私どもがこうやって話をさせていただくと、子育て支援策が余りそういった少子化解消にはつながっているようには思わないと、こういったことも以前の議会では発言なさってますね。私、上越市のことばっかり言っても何ですが、平成5年に取り組んで出して1.69の合計特殊出生率、そしてしっかりとやるぞと上越市が取り組んだときには1.84、平成6年。7年には1.75、そして13年度には1.71。今、子供課においては、この1.7ぐらいの水準が保てるということで、非常にこの子育て支援策が成功していると。だから、作家とか小児科の医者が全国にエッセーを発信しているわけなんでしょう。 武生市を一遍見させていただきますと、やっぱり資料は全部私手元に持っておりますが、9年、10年と1.61、1.53、11、12が1.50とやはり下がってきてます。私、先ほど冒頭に言いましたように、若い世代に勇気と活力を与える子育て支援策、確かに上越市なんかでも24時間体制で、そういったこちらは窓口開いているぞと言っても、活用されてる方はほんのわずかです。しかしながら、たとえ1名が申し込まれても、そこへは福祉課から男の職員が1名と保母さん2名、3名でしっかりとしてママの赤ちゃんを守ると言うんです。ですから、それがあるだけで安心していると言うんです。だから、こういう子育て支援策を出せないかなということを、私は言ってるわけなんです。これを私若い世代に訴えてきたんですね。市長、どう思いますか。 ○副議長(嵐等君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 最初に、人口の年齢別構成のグラフをお示しになりましたけども、その種のグラフは大都会ほど下が広い、そして武生市はまだましな方で、もっと小さい自治体ではもっともっとこの上が広くなっております。それは、もう極めて明瞭に都市の規模に比例して変化するものであって、武生市が特殊なものではありません。7万規模の都市は、ほとんどが今示された形を示しています。 そして、合計特殊出生率について言えば、これは都市の総合力によるものであって、例えば出産奨励金を私は例に挙げましたけども、そのような極めて限定的なおまけをつけるような政策で、この特殊出生率が上がるものではありません。都市の産業構造、また都市の総合力、雇用、その他総合的なものがそこに反映されるわけであります。 我々は、子育て支援については、十分に配慮していきますけども、特定のこの子育て支援策が直ちに、例えば上越市の場合、そのことがその種の合計特殊出生率にそのまま反映していると考えるのは、やや短絡的な考え方だと思います。 以上です。(「正解や。」と呼ぶ者あり) ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) いずれにしましても、市長のお考え、お聞きいたしましたので、やはりこれから今この間厚生年金なんかも65歳以降にしなければいけないとか、とにかく若い世代が希望、勇気が持てるような時代でないということは事実なんです。せっかく高校、大学出ても就職すらないと。果たして、結婚して子供が産み育てられる環境かと、非常に厳しい現実のものがありますので、ここらの子育て支援策にも、またしっかりと対応していただきたいと、これ要望しておきます。 次に、介護保険制度についてでありますが、来年度から介護保険事業計画の改定作業が進められている中で、5月から6月にかけて全国の公明党議員が、3,406の市町村や介護保険サービス業者の団体、個人に介護保険アンケートを実施いたしました。介護現場の意見反映をとの思いから何点か質問をさせていただきます。 まず、介護保険料が全国的には約1割値上げされる見通しですが、武生市ではどのような検討がなされているのか、お考えをお尋ねいたします。 ○副議長(嵐等君) 吉田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(吉田武治君) 御案内のように、介護保険は3年ごとに5年をスパンといたしまして、介護保険計画の見直しをやっていくというような形になっておりまして、現在本市におきましてもその作業を進めているところでございます。 介護保険料というのが、そのサービスの利用料と65歳以上の1号被保険者の数というような形と、非常に関連があるわけでございまして、これらのこの給付額が増加すれば、また保険料も上がってくるというような形になっているとこでございまして、現在数値の確認とかそういうことをやっているところでございまして、また国の数値がまだ正式には全部出ておりません。それら出そろうのを待ちまして精査していきたいというふうに思っているところでございます。 以上です。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) 今、部長の御答弁では、保険料の値上げやむを得なしというような状況かと思いますが、ここで今までにも重い負担にとらえておったところの低所得者、これ先ほど前田議員に市長が検討したい旨の御答弁かと私受けておりましたので、これは減免されていくんでしょうね。再度お尋ねいたします。低所得者の対応。 ○副議長(嵐等君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 減免の方向で研究させていただきます。 以上です。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) 次に、このアンケート調査でも、やはり全国的に今問題になっているのは、特別養護老人ホーム等の入所待機者がふえているわけでありまして、要介護度や家族の介護能力を踏まえた優先入所基準づくりの、そういう設定についてのお考えはどのように思われているのか、お尋ねをいたします。 ○副議長(嵐等君) 吉田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(吉田武治君) 以前のことは申し込み順というような形になっておりましたが、今回その申し込み順だけでなしに、その状態とか家族の介護の状況とか、そういうような形の中で判断せいというような形に出てきておりますので、市といたしましても、それらの基準づくりということを検討していかなくてはならないというふうに思っているところでございます。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) 以前、お聞きしたときとは、大分前向きになってまいりましたので、ぜひそういった措置を講じていただきたいと思います。 次に、寝たきりで長期入院している人の受け皿施設の増床についてのお考えをお尋ねいたします。 ○副議長(嵐等君) 吉田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(吉田武治君) ただいま御質問の長期入院への受け皿ということでございますが、長期入院というのは病院に入院しているというような形で、恐らく臨床的な医療行為がなされているというような形で、今度は退院というような形でその病状が安定期に入って、入院の治療をする必要がなく退院をするというような形でないかというふうに思うわけでございます。 それならば、できるだけ在宅での介護というような形になろうかと思うところでございます。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) 同じくショートステイというのは、非常に不足しているというところで、緊急時にやはり、私以前にも質問させていただきましたが、対応のできる介護施設の増床、このお考えはどうでしょうか、お尋ねをいたします。 ○副議長(嵐等君) 吉田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(吉田武治君) 現在、見直しをやっております第2期事業の計画の中で、そのショートステイの増床を見込んでいるというとこでございます。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) それでは、先ほども質問の中にあったかと思いますが、介護度によって支給限度額が設定されておりますが、それ以上のサービスを希望する利用者は、武生市にいらっしゃいますでしょうか。 ○副議長(嵐等君) 吉田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(吉田武治君) それ以上とおっしゃりますと、それ以上は自己負担というような形になるわけでございまして、データとしてはありません。ただ、100%利用限度額いっぱいに使っていらっしゃるというような形は、20名の方がおられるという形でございます。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) 今、部長のお答えでは、武生市では、限度額を超えた希望者はいないということでございますが、やはり今おっしゃったように、自己負担分と、こうなってまいりますので、そこらあたりもしそういう希望者が出たときには、またそういったところの自己負担額の軽減策を講じていただきたいことを要望しておきます。 ただいま行われておりますところの改定作業は、来年から5カ年の事業計画になりますので、保険加入者にとってはよりよい制度になるようにと、このように私は取り組んでいただきたいと切望しておきますので、要望とさせていただきます。 次に、選挙制度についてお尋ねをいたします。 7月に施行されました武生市議会議員選挙におきましては、4年前より約5ポイント投票率が下回りました。いろいろな理由があるかと考えられますが、在宅の寝たきり高齢者は、選挙権はあるものの投票所には行けません。郵便投票制度では、重度の障害者が対象となっているため、一票を投ずる機会を奪われてしまうと。こういうようなことも投票率低下の一因になっているのではないかと私は見ていますが、どのような御認識をお持ちか、御所見をお伺いいたします。 ○副議長(嵐等君) 横井総務部次長。 ◎総務部次長(横井栄治君) 私、武生市選挙管理委員会の事務局で書記長を併任しているという関係から、事務局としてお答えをさせていただきます。 郵便投票の要件に、郵便投票ができる要件というものは、御案内のように公職選挙法施行令59条の2によって規定されておるわけでございまして、身体障害者の手帳あるいは戦病者の手帳の交付を受けている方、ある一定の障害の程度を有している方にというようなことになっているわけでございます。選管といたしましては、選挙ごとに新たに該当する方につきまして、その制度の周知と手続について呼びかけをしているわけでございまして、広報につきましてもこの制度の周知を図っているところでございます。今後ともこの周知を徹底していきたいというふうに考えております。 なお、投票率につきましては、その当日の選挙等いろいろな要因があるというふうに考えられて、左右されるものというふうに思っております。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) 今御答弁聞かせていただきましたが、私はやっぱりそういうようなことも一つの要因になってると、このように見ておりますが、きのう、きょうの議員の中からも、愛知県高浜市のことがいろいろと出てまいりますが、ここはいろいろな先進地にやっぱりなってるんでしょうかね。ここの住民投票条例では、介護保険の要介護度4または5に認定されれば郵便投票ができると、このようにされております。必ずしも寝たきりでない人も含まれるが、基準を細かく区分けするのも大変なのでと、まちづくり課は柔軟な対応をしていると。これから介護保険制度が定着していったときには、このような考え方も必要ではないかと思いますが、お考えはどのように思っているでしょうか、お尋ねいたします。 ○副議長(嵐等君) 横井総務部次長。 ◎総務部次長(横井栄治君) この件につきましても、選管の立場から答弁させていただきます。 郵便投票の住民投票条例につきましては、公職選挙法の規定によらず、その自治体独自でつくることができるというようなことでございまして、議員例示の愛知県の高浜市におきましては、その要件について独自でつくられたということでございまして、いずれにいたしましても、投票できる要件につきましては議論されるというふうに思っているところでございます。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) これまでも国は少しでも投票率を上げるために、投票時間を午後6時までとしておったのを8時までに延長している、あるいは不在者投票の条件を少しでもアップするようにと緩和をしてきてるわけですね。そこで、在宅の高齢者が貴重な1票を投じることができるように、また自筆で投票できない人には巡回投票や委託投票ができるように、さらに病院での不在者投票は50床以上となっているため、この基準を拡大して、小規模医療施設でも実施できるようにすることが望まれるわけですね。大切な1票を生かすために、国に要望をしたり、働きかけをするべきであると私は思いますが、お考えをお尋ねいたします。 ○副議長(嵐等君) 横井総務部次長。 ◎総務部次長(横井栄治君) 郵便投票の対象者の範囲の拡大につきましては、各市に選挙管理委員会で構成する全国選挙管理委員会連合会という組織がございまして北越支部及び全国大会におきまして、平成13年度と14年度の継続して要望事項として決議されて、関係機関に要望しているところでございます。それで、郵便投票の対象の拡大につきましては、今後とも国の方へ要望していきたいというふうに考えておるところでございます。 ○副議長(嵐等君) 関正美君。 ◆(関正美君) 今、しっかりと要望をさせていただくという御答弁でございましたので、これからのことをまた私もしっかりとして対応をしていただけると要望させていただいて、質問を終わらせていただきます。 ○副議長(嵐等君) 以上で関正美君の質問を終了いたします。 暫時休憩します。 再開は午後2時30分ごろといたします。        休憩 午後2時13分        再開 午後2時30分 ○議長(玉川喜一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行します。 発言順位13番、小形善信君。 小形善信君。 ◆(小形善信君) フロンティア21の小形善信です。きょうが初めての質問でありますので、少しの時間私の所信を述べさせていただきます。 私はこの町が、この武生が大好きです。そして、誇りに思っています。青年団を初め公民館、商店街、防犯隊など、そして武生市とタイアップした無料何でも相談会など、開催してまいりました。そうした、いわば市民活動の一端を三十数年間、微力ながら担わせていただきました。今まで一市民として活動してきましたが、市及び理事者の方々が仕事として真剣に行っている行政でも、市民感覚とはずれがあることに気づいてまいりました。私はなぜ、どうしてと素朴に思う市民の目線を特に大事に、もっともっと暮らしやすく、すばらしい、市民みんなが誇れる町にするために、ここにいらっしゃる皆さんとともに、市民、議会、理事者が三位一体となり、市長さんがおっしゃっている協働の精神を理想として働きたいと思っております。どうかよろしくお願い申し上げます。きょうは初めてのことでふなれであるとともに、お聞きしたいことが本当に盛りだくさんありまして、浅い内容となるやもしれませんが、また委員会でするべき枠を越えるかもしれませんが、次回へのアプローチとお考えいただき、適切なお答えをいただきますようよろしくお願いを申し上げます。 また、これは私ごとですが、実はきょう私の父親がちょうど80歳の誕生日でございまして、その日にこのように質問に立たせていただくことを本当に光栄に思っております。 それでは、質問通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 まず、救急医療の確立について。そこで市長さんにお伺いします。 人一人の命の重さはこの地球よりも重いという言葉がありますが、この言葉について一言御感想をお聞きしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 そのお言葉は随分昔から使われてまいりました。人の命がとうといことはだれしも認めることでありますし、私も当然ですけれども、その表現自体については私は大変疑問に思っておりますし、好ましい表現だとは思っておりません。矛盾に満ちた表現だと思っております。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 小形善信君。 ◆(小形善信君) ありがとうございます。 まず、我々市民は、ドクターである三木勅男さんが市長になられたということで、健康と医療に関しては特に充実されていくのじゃないかと期待をしました。そこで、お尋ねします。 南越消防救急隊の出動状況、平成14年上半期で結構ですので、お聞きしたいと思います。 また、その中に転院搬送がありますが、その内訳と、このことをどのように考察されるのか、簡単にお聞きしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 宮本総務部理事。 ◎総務部理事(宮本重治君) 南越消防救急隊の出動状況につきまして御説明を申し上げます。 年々増加傾向にある中で、平成13年1年間における出動件数は2,012件で、搬送人員につきましても、2,062人でございました。転院搬送につきましては、救急出動件数2,012件中196件、割合にいたしますと9.7%という状況でございます。この転院搬送につきましては、一たん搬送をされた医療機関でさらに専門的な治療が必要な場合、さらに二次救急医療機関等への転送、搬送をするという状況でございます。現在のところそうした状況で搬送をしてるというわけでございます。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 小形君。 ◆(小形善信君) ありがとうございます。 次に、武生市には二次救急病院、三次救急病院がない状態ですが、市民が安心して暮らせるよう救急医療の確保及び地域医療の確保について、現況を知りたいと思います。 また、武生市には地域医療協議会がありますが、最近2年間ほど開かれていないとお聞きしております。この協議会の論点及び過程を簡単にお聞きしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 吉田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(吉田武治君) 武生市地域医療協議会の経過等についてでございますが、地域医療協議会は、昭和59年3月の公的医療機関対策協議会におきます報告を踏まえまして、59年7月に設置をされたとこでございます。会長は助役で、委員は14名で構成をされてるとこでございます。これまでに、保健・医療の重要施策につきまして検討協議する場といたしまして14回開催をしてきたとこでございまして、最近では保健センターあるいは診療所、福祉健康センターのこと、国立鯖江病院、これは旧国立鯖江病院で現在の公立丹南病院でございますが、これらの協議につきまして、平成11年から12年にかけまして、5回集中的に開いてきたとこでございます。市におきましては、地域医療協議会は定期的に開催は予定いたしません。重要な案件を協議する必要が生じた場合に、随時開催をいたしてるとこでございます。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 小形君。 ◆(小形善信君) 今は武生市の医療協議会の件、それと救急車の出動状況、搬送状況等をお聞きしたんですけれども、はっきり言って、地域医療協議会の一番最初の設立のときには、中核病院の設立というふうなことでつくられたんではないかなと思っております。今現時点、武生市には中核病院、総合的に診療する病院がないということで、先ほどの消防車の搬送状況を見ましても、一たん一次病院に入った患者さんが、新たにまた違う病院に、二次病院、三次病院、普通にいいますと、県立とか日赤とか福井医大に運ばれているというような状況が、今現時点、こうやってたくさんあるということでございます。先ほど、お答えの中では昨年度のことを言われましたけれども、ことしの上半期に関して調べますと、昨年度の上半期よりもふえているという状況でございます。私は、この件が本当にこれでいいのかっていうことが問題だと思っております。私が調べてまいりますと、医療に関する所管は福井県だとお聞きしています。福井県の医療計画の見直しが、今現在進行中です。平成15年~19年版ですが、小児の医療や救急が議論され、各党の中にもワーキンググループが設立されるなど問題となっております。 また、市町村合併の関係で、もしも鯖江が福井に合併ということにもなればどうなるのでしょう。毎年武生市から200万円近くも負担してる丹南病院ですが、我々市民の感覚からいうと、ますます遠い医療機関となりますが、丹南の医療圏ですけども、医療圏のことも考慮しながら、福井県とのつながりをどのように考え行動されているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 吉田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(吉田武治君) 現時点では正式に合併が確定したとこはございませんので、現行の医療圏の枠組みの中で、現在医療計画を策定作業を行ってるというとこでございまして、正式に合併が進んだ場合には、この二次医療圏の問題や、あるいは地域保健センター、従来の保健所でございますが、これらの所管のエリアとかさまざまな問題で、地域医療圏だけでなしにいろいろと見直しが出てくるものというふうに考えてるとこでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 小形君。 ◆(小形善信君) ありがとうございます。私の今回のこの発言で、実は私も福井県の方に行ってまいりまして、福井県福祉環境部医務薬務課医療環境整備グループというところに行ってまいりました。ところが、そこでお聞きしますと、武生市さんからはここ何年もこのことに関しては全然打診もないということでございまして、私が行ってまいりましたことによって武生市さんも所管の方は気をつけていただいて、今後とも医療に関することで、やはり所管が福井県ですので、パイプを持っていただきたいと思っております。 また、人間は健康で過ごせることが幸せの源であると私は思います。しかしながら、人はいつか死に直面します。その迎え方が病気か事故であるわけですが、それがある日突然救急車に乗るように訪れた本人、そして家族にとっては、これほど不幸感を味わうときはほかには考えられないものです。今、この時点でも、多くの市民が市内の病院、そしてほかの市、特に福井方面の病院に入院されています。なぜ、わざわざ患者にも家族にも不便な福井の病院に行かなければならないのでしょうか。そして、そのまま遠い福井の地で臨終を迎えなければならない人たちも本当に多くいらっしゃいます。そして、あすにでも救急車で運ばれるかもしれない不幸な市民になったとき、その方々は何を求めていらっしゃるのでしょうか。それはやはり身近な医療機関で、なるべく早く最高の施設で最高の専門医により、適切な治療、サービスを受けたいと思っています。そして、健康たけふ21の市民意識調査報告書の医療に対する自由意見の中でも、健康たけふ21の課題は、武生に死ねる病院をつくること、もう一つ、済生会、日赤クラスの病院とホスピスが市内に欲しいなどとあり、最も多かったのがちゃんと書いてある、最も多かったのは公的な中核病院の整備を求める声があるということです。この点について、私も国や県や市が、財政難のこの局面で行政が行えることにはかなりの縛りがあると思いますが、ドクターでもある三木市長の健康たけふ21構想の中には、医療の充実には一切触れられておりません。 また、地域医療協議会の目的の第1章には、地域医療の充実に関することとあります。その点について、武生市民の家長である市長、三木勅男ドクターの御意見を、我々子供である市民を守る立場でお聞かせください。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 健康たけふ21は市民の健康を目的としておりますけれども、これの主なものは市民の生活習慣病の予防であります。救急疾患に対する対処の仕方を云々するものではありません。そして、公立病院、特に今問題にしているような二次救急病院、これはこれを維持するための人口規模というものがあります。そして、救急病院だけが独立して存在するのでなくて、一般診療に加えて救急病棟というものが併設されないと、到底この医療水準も維持できません。そうすると、この武生規模で、今公立丹南病院が武生が加入してるものでありますけども、新たに今言われているような、単なる3つか、4つの科を備えた一般病棟というか、一般疾患を相手にしたものなら、まだ可能性ないとは言えませんけども、今では既に遅い、その上に、この二次救急に対処する病院をつくるとなると、武生市の全予算を数年間、それだけに投入しないとできないと思います。そういう現状であります。そして、このもう20年以上になるかと思いますけれども、二次救急とまでは言わなくても、幾つかの科を備えた公立病院の話はずっと市民の間からありました。しかし、それができないために、既に、そのかわりに私立で十分な一般病院としての機能を持つ病院は存立しています。 そういうことで、今武生市民にとって、特に公立という言葉を望まれるのはわかりますけれども、医療について大きな不足はないと思っています。 以上です。
    ○議長(玉川喜一郎君) 小形君。 ◆(小形善信君) ありがとうございます。私も病院をつくることに関しては、これはもう不可能に近い、武生市民の税金を、先ほど言いましたように何年分もつぎ込まなければならないということを聞いております。けれども、県で聞きますと診療所レベル、19床ぐらいまでですか、のことで福井県の方は補助できると。救急のそういうふうな総合的な施設に対して、救急のクリニック、診療所をつくることに関しては補助ができるというふうな話もございますので、その辺も勉強していただきたいと思っておりますし、一般的にいいますと、丹南でのベッド数の充足イコール高度医療、総合的医療が充足されているとは、私には理解しがたいと思っております。先ほど、吉田福祉保健部長は浪花節がよくおわかりになるようでしたが、ぜひとも三木市長にも武生市民の浪花節を御理解いただけますようよろしくお願い申し上げます。 続きまして、行政改革についてお伺いします。 武生市の新行政改革実施計画平成13年~平成17年版の中で、パブリックコメント制の導入がなされましたが、まだ始めたばかりですが、その経過と結果は、また今後に留意すべきことはないか、お伺いいたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中育夫君) 行政改革の実施計画の説明責任の遂行の中で、今御指摘のパブリックコメントの創設を上げたわけでございます。このパブリックコメント制度につきましては、市の意思決定過程における公正の確保と透明性の向上を図ることということで、市民が一人でも多く市政に参加できる機会を広げることを目的として、本年度から新たに導入したものでございます。この制度に基づいて、8月に2本、計画、意見を募集いたしまして、健康たけふ21計画、緑の基本計画、2件募集をしたところでございまして、「広報たけふ」あるいは市のホームページ、ケーブルテレビ、新聞報道等でPRを行いまして実施をしたところでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 小形君。 ◆(小形善信君) 今のお答えを聞いておりますと、説明責任ということで市民に公表するというような立場での御答弁でしたけれども、私のニュアンスとちょっと違います。パブリックコメント制度ちゅうのは、市民に公表して市民の意見をくみ上げるというような意味合いが、本当の意味合いではないかなと私は思っております。こういう意味合いにおいてそういう意見が、現時点、健康たけふ21と緑の関係に関して出されたわけなんですけども、健康たけふ21に関しては、まだゼロ回答だったということを聞いております。それは始めたばっかりですからいいんですけれども、お聞きした意見をどのように施策に反映していくのか、その聞いた意見を反映させるためのシステムが確立されているのか、それをお聞きしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中育夫君) このパブリックコメントが御指摘のように、確かに健康たけふ21につきましては御意見がございませんでしたが、緑の基本計画では9件の御意見をいただきました。この9件の御意見、パブリックコメントの場合は、この意見をいただいたお一人お一人に回答するのではございませんで、同様の意見、いろいろ集約した上で意見の概要を公表し、あわせて市の考え方も公表するというふうなシステムで今進めているところでございます。当然、この御意見等につきましては、あるいは市の考えにつきましては、市のホームページに公開し、また行政資料室の方にも公開をする予定をしております。 ○議長(玉川喜一郎君) 小形君。 ◆(小形善信君) ありがとうございます。大体わかりましたけれども、説明責任ということでございます。市民の皆さんも、このパブリックコメント制度ちゅうのを期待しておりますので、なるべく多くのことをパブリックコメント制度に載せていただき、公表されるように期待しております。 続きまして、住民基本台帳ネットワークシステムの件ですけれども、本議会で質疑されておりますので、割愛させていただきたいと思っております。 次に、行政改革大綱、そして行革実施計画、こうやってあるんですけども、はできるだけ市民にわかりやすい行政評価システムの確立とあり、事務事業の投資効果測定等による評価システムの確立を図ることとのことですが、どのような行政評価システムがあるのか、また今後どの評価システムを採用し、いつまでに確立し、実施するつもりでいるのかをお聞きしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 山岸企画財政部長。 ◎企画財政部長(山岸文男君) 行政評価システムの確立についてでありますが、今回の新行革の中でうたっております。私どもとしては、今の新規事業につきましては、今も国の方も概算要求締め切っていろいろ作業をやっておりますが、それと同時に武生市も来年度に向けて、そういった新規事業については事前評価という、成果目標がこうである、こうではないだろうか、こういう結果が出るんではないかというような、成果目標を定めた一つの事前評価システムを導入をするということで現在やっております。 それから、本年度より事務事業評価という形で既に行っております、実施されております事業について、市職員全員が、それぞれの担当しております仕事を見直すべく、P・D・C・Aサイクルですか、これを導入していければということで今取り組んでおります。この後行きますと施策の効果測定、総合計画で64項目ぐらいの推進目標を定めましたけども、そういった目標とのチェックができればいいかなと、そしてもう一つは総合評価という形になっていくんではないかというふうに考えております。 ○議長(玉川喜一郎君) 小形君。 ◆(小形善信君) ところで、今お聞きしたのは、いつまでに確立し、実施するつもりでいるのかと、100%実施するつもり、できるのがいつなんかっていうことをお聞きしたいと思っております。 ○議長(玉川喜一郎君) 山岸企画財政部長。 ◎企画財政部長(山岸文男君) これを評価システム、そして確立を一日も早くという課題でございますけども、やはり年度年度でいろいろ試行錯誤やっていく段階ありますので、17年という目標で達成できればと思いますが、やはり長い、ちょっと常に見直しを行っていかなきゃいけないシステムじゃないかと思っております。 ○議長(玉川喜一郎君) 小形君。 ◆(小形善信君) 御自身の口から17年度ということで出てまいりましたけれども、私はやはり17年までに、今のその2つの評価システムをきちんとやっていただきたいと思っております。本当に評価制度の導入っていうのは、企画段階でも8ステップ、試行段階でもある本によりますと7ステップ、実施計画でも6ステップと、本当にたくさんな作業になってまいります。ぜひとも実施していただきたい、これが本当の行革に結びつくんではないかなと思っております。 ところで、市長にお伺いします。 事務事業の見直しとして、事務事業の合理化、効率化、そしてISO14001の推進とあるが、また市長は庁議で、P・D・C・A、これをデミングサイクル、プラン、ドゥ、チェック、アクション、これをデミングサイクルと言いますが、これを全庁内で登用し、実践するようにとの指示を出されたようですが、その経緯をお聞きしたいと思います、経緯。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 P・D・C・Aサイクルは、我々はISO14001っていう形で導入いたしました。しかし、この手法は全行政に適用できるものと考えました。そして、今言った行政評価システムにも、もちろんこの手法を導入できますので、全事務事業についてこの考え方を導入しようということであります。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 小形君。 ◆(小形善信君) ありがとうございます。全職員に通達したということでございますので、よかったかなという気がしておりますけれども、皆さんが本当に理解されているかどうかっていうのが疑問でございます。 新行政改革大綱の策定、平成13年から平成17年版ですか、その策定に当たり、当時行政改革推進委員として、私はほかの12名さんの委員とともに真剣に行革実施事業項目ごとに数値目標を持たせ、どれだけの行革効果があるのか、また結果を逐次市民に公表すべきであると訴えました。 また、考え方としてデミングサイクルの方法で、常に前向きに行動していただきたいと進言してまいりましたが、この数値目標に対してどのようにお考えになり実践されるか、お伺いしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中育夫君) 行政改革、昨年から推進委員会、市民の皆様の参画の中で推進させていただきまして、2月に大綱を決定されまして、以降、この実施計画あるいは大綱あるいは意見等につきましては、市のホームページ等でも掲載をし、公表してるわけでございますが、そこで今年度に入りましてから、内部的には四半期ごとに進捗管理を行う中で、この進行管理を実施しております。ただ、数値目標につきましては、推進会の方いろいろ御意見をいただきました。私どもといたしましては、なかなかこの数値にあらわせないものもあろうっていうふうなことで御説明したところもございますが、可能な限り数値目標を設定する中で、今現在9月に入ったわけでございますが、新年度、四半期四半期ごとの管理を行いながら実施本部の中で報告をし、また推進委員会を今のところ10月ぐらいに開催をする予定をしておりまして、そこでまた御報告をさせていただきたいというふうに思っておるところでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 小形君。 ◆(小形善信君) 今の御答弁ですと、四半期ごとに管理する、実施本部で管理する、これは内部のチェックなんですけども、その人員はどこの部署にどのようにいらっしゃるのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中育夫君) 私どもの内部の体制といたしましては、御承知かとも思いますが行政改革検討委員会、これは各部の政策参事と、企画、財政、教育委員会等との関係課長を含めての検討委員会、そしてまた本部は部長級の職員を含めまして、本部長、助役のもとで推進をしてるところでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 小形君。 ◆(小形善信君) お偉いさんがなってらっしゃるということなんですけど、本当に作業をやってらっしゃるんですか。実際にその部署がいて、私の考えですとやはりそれなりのチームですね、チームが必要なんでないんかなと私は思っております。課長、部長クラスが充て職でなってるというような、そういうふうなシステムでなしに、私は横断的に、昔でいいますと企画調整課とかそういうふうな形で、全体をチェックするような、そういうふうな部署を1つ設けるべきではないかなと思っております。 もう一点、外部でチェックする機関ということで、先ほどの推進委員会を10月に開催するということでございますけれども、これは要請があった場合に初めて集まってくるような団体でございます。武生市の方から年に1遍、年に2遍とあれば、その都度集まってくるだけでございまして、集まってこられる方は本当に私も一緒に仲間として働かさせていただきましたけれども、本当に真剣に武生市の行く末を見つめていらっしゃる方ばっかりです。私は、外部でのやはり評価をするために、その方々たちに永続的に、もっときめ細やかに武生市全体をチェックしていただくように、その推進委員会の設置を早急に永続的に、二月に1遍とかそういうような形で、武生市全体の行革が推進してるかどうかっていうのをチェックするような方法で決定づけていただきたい、またその方々たちにお願いしていただきたいと思います。これは要望とさせていただきます。ちょっとこの点につきまして、総務部長、御意見をお聞きしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 田中総務部長。 ◎総務部長(田中育夫君) 昨年の11月に、実は行革推進委員会をお願いいたしました、設置いたしまして立ち上げまして、3月までに5回推進委員会、市民の方々が入った推進委員会ですね、5回開催をさせていただきました。もともと私どもといたしましては、これは私どもの日程的なこともございまして、3回ないし4回程度というふうな中で、今熱い御議論をいただく中で5回まで延びたわけでございますが、新年度におきましては進捗管理ということで、4月、新年度に入ってからは実は開催をされておらないわけでございますが、今ほど申し上げましたように、10月の開会のときに、またいろいろ御意見をいただきながら検討させていただきたいと思っております。 ○議長(玉川喜一郎君) 小形君。 ◆(小形善信君) ありがとうございます。その方々たちになるべく早く集まっていただきまして、本当の意見をお聞きしていただきたいと思っております。 それと、三木市長に一言お願いしたいと思います。私もその行政改革の委員として出席させていただきましたけれども、市長は一番最初に委嘱状を持ってこられました。私たちは何遍か、5遍ほど集まるということであったんですけども、それは我々はこれじゃ足らんということで、あと2回ほど延ばすぐらい真剣に討議してまいりました。最後の答申っていうのを、答申書を出させていただいたんですけれども、市長は最後の答申書を手渡すときだけまた来られました。我々は我々以外にも、ほかにも武生市の中にいろんな諮問委員会とか市民委員会、委嘱されたもの、たくさんあると思います。委嘱状を渡すときは当然ですけれども、市長さんはお忙しいとは思いますけれども、最後の1時間ぐらいは皆さんにおつき合い願いたい。そして、文章であらわせないような、そういう細かいニュアンスの部分が絶対あります。その部分は、市長さんが本当に心で受けとめていただきたいと思いますので、そういう機会をなるべくつくっていただきたいと思いますので、ちょっと御返答をお願いできますか。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 大変傾聴に値すべき意見だと思って考えさせていただきます。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 小形君。 ◆(小形善信君) ありがとうございます。(「ありがとうございますって言わんでいいぞ。」と呼ぶ者あり) 続きまして、時間もあれですので、菊人形及び万葉菊花園についてお聞きします。 まず、市長にお伺いします。 菊人形の開催地の検討はなされていますか、将来にわたってなされていますか、一言でお答えください。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 従来から菊人形の開催地については、例えば味真野地域でなどという意見もありました。いろいろ検討しましたが、無理だというのが現在の見解であります。開催地ですね、はい。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 小形君。 ◆(小形善信君) もう一つお聞きします。市長さん、TMO、タウンマネジメントオーガニゼーションは、三セクとはいえ株式会社であります。その会社っていうのは、将来的には自立していくのが当然であると思います。これは前回ここでの議論の中でも一緒のことが言われてます。しかし、TMOの性格から、非常に公共性の高い事業を行う株式会社であります。当面、当然のように投資はランニングコスト及び将来にわたって利益を確保できるよう措置をしなければならない、その措置を市として行う用意がなければ、TMOの設立は厳しいのではないでしょうか。この点について、市長はどのように考えていらっしゃいますか。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 TMOについては、昨日も議員から、大変全国でも苦しい状態にある実態をお話しいただきました。私もそれを承知しております。そして、武生市でTMOを進めるとしたら、やはり特定の事業をお任せする、そういう形で出発しないと経営的には成り立たないんだと思っております。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 小形君。 ◆(小形善信君) 今私がお聞きしたのは、やはり会社、TMO、利益の出る部分かもしれませんけれども、ある程度会社組織となると、資本金、当然株式会社ですから1,000万円以上の資本金が必要です。それと、最初に運営するためには、普通の会社で自己資金が必要になってきます。運営資金、ランニングコストといいますけど、それを市として充てするつもりがあるのかないのか、それをお聞きしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 TMOを発足していただくためには、それは当然必要だと思っております。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 小形君。 ◆(小形善信君) ありがとうございます。それを聞けばいいんですけど。 続きまして、市長さんのお答えの中で、菊人形の開催場所を今の場所でというような話ですが、ほかの場所では不可能だというような話だったんではないかなと思いますけれども、私はたけふ菊人形の事業見直しの必要性があるということで、菊人形検討委員会が開催されました。菊人形に関する提言書、提言がなされました。この中には結局、今現在規模縮小や事業の中止など、方向転換を余儀なくされているという現状であると書いてありました。 ところで、私は何人かの検討委員の方にお話を伺いましたが、実施場所、今現中央公園ですが、実施場所をどこにするかとの話は検討するとの話をお聞きしました。 ところが、ここにちょっと大きな問題があるんですけども、この提言書を熟読していきますと、巧妙に話をつくり上げて、今市長さんがおっしゃったような話になってる。菊人形があります。その菊人形イコール地域の活性化に貢献できる資源である、イコール武生のまちづくり事業の起爆剤になる、イコール一部のまちづくり会社で運営するべきである、イコールTMOで、タウンマネジメントオーガニゼーション。昨日の大久保議員、城戸議員の答弁の中で、TMOとは、それは中心市街地の空洞化を避け、その活性化を願って行う事業である、そう答えられましたね。その観点からいって、先ほど市長さんのお答えで、ほかでは考えられないというような答えになったのか。 また、もう一つ、この中には今の答弁をうまいこと言いわけしてる部分があります。9ページなんですけど、持ち合わせなければ結構ですけれども、9ページの問題3の中で、現会場が中心市街地の区域外という問題、これに対してどうしようかってうまいこと言いわけしてます。もう一つ、現会場が中心市街地の区域外という問題に対する解決策の検討、きのうの会場移転と中心市街地区域設定の見直しっていうことで、うまいこと言いわけしてるんですけど、この点について市長さん、どのようにお考えになってるか。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 何か質問のおっしゃり方聞いておりますと、うまいことうまいこと結論に導くためのこの議論があったようにおっしゃいますけども、そうではありません。菊人形の開催場所については、TMOというような概念が生ずる以前から随分論じられておりました。そして、その中でもし移転するとしたら、新たな巨大な投資が必要である、そしてそのほかの町中の施設との連携が十分に保てない、いろんな理由がありましたけども、いろんな理由をまとめて、結局は現会場での開催が適当であるという結論になったわけであります。TMOとは何の関係もないと思います。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 小形君。 ◆(小形善信君) あと時間がないんですけれども、大体わかりましたけれども、私の持論になりますけど。 続きまして、ちょっとお聞きしたい。万葉菊花園の今後の展開をどのように考えておられるのか、簡単にお伺いしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) 万葉菊花園につきましては、平成10年4月に設置がされたもんでございまして、現在行っている業務につきましては、菊人形に必要な人形菊あるいはその他の菊、こういったものの栽培、それから体験学習、これは市民の方々が利用していただくような、そういう施設、それから園芸家グループ等のいろいろな展示会、あわせて「たけふ花と緑の会」という会があるわけでございますが、こういった事業の市民運動の展開をする拠点として、現在使われておるわけでございます。もちろん、隣に越前の里というのがございますので、そういったとこに隣接していることもありまして、観光施設としての役割も果たしております。今後ともそういった観点に立って運営を進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(玉川喜一郎君) 小形君。 ◆(小形善信君) 私が聞くところによりますと、昨年度まで万葉菊花園の担当部署を、現農政課から商工観光課へ移行するという話が大方9割方進んでいたものが、突然取りやめになって今のまんまになってしまった。その経緯を簡単にお聞きしたいと思います。お聞かせ願えませんでしょうか。 ○議長(玉川喜一郎君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) 万葉菊花園の管理の組織体制の問題でございますが、万葉菊花園は農林水産省の補助事業で整備された施設でございまして、越前の里との一体的な管理も考えられるわけでございまして、そういったところを今検討をしている段階でございますので、お間違えのないようにひとつお願いをいたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 小形君。 ◆(小形善信君) 想定したとおりのお答えが返ってまいりました。私は、先ほど言いましたとおり市民感覚でございますけれども、万葉菊花園は本当に市民の感覚から思うに、武生市では唯一の通年型の観光施設ではないかなと私は思ってる、またあそこに来られる来園された方のほとんどが、市外、県外の方だとお聞きしてます。実際、中では観光のパンフレットがあったり、案内をしたりとか、そういうふうな形でやられておる。私はあの辺一体、先ほど言いました越前の里と一体となり、観光ゾーンをもう形成してるんではないかなと私は思っております。私は、先ほどの話と一緒になりますけれども、菊人形の将来にわたる維持及び発展のためには、先ほど市長さんがおっしゃいましたけども、巨大な投資が必要だとか、そういうふうな話ではなしに、あそこに移ってもそんなに投資は必要ありません。地面もたくさんあります。遊具も、今現時点ありますけれども、四、五年もすればもうおシャカの状況になりますし、OSKも来年度はどうなるかわかりません。次のイベントを何にするかも考えなきゃなりません。私は、絶対にもうちょっと縮小した形で菊人形の意味合いがあった菊栽培の方たちの展示、菊人形の展示、それと緑に親しむ、観光という部分もあそこでも十分味わえるということで、私はほとんど経費もかからず、市民が本当に喜んで、県外から来る方たちも通年型で楽しめるような形に持っていくには、越前の里ですか、あの辺に持っていくことが一番ベターではないかなと私は思ってます。この点について、市長さん、どのようにお考えになられるかお聞きしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 今、菊人形が大きく変貌しようとしております。その中で、この従来型の菊人形では、確かにこの万葉菊花園、ちょっと考えにくいけども、今のお話のような新たな投資を伴わない形での展開、随分形が変わると思いますけども、そのようなものについては考える余地はあると思います。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 小形君。 ◆(小形善信君) お答えをいただきまして、本当にありがとうございます。本当に検討していただきたいと思っております。 もうあと2分ほどしかないっていうことなんで、私も本当に感動してるところがあるんですけども、平成13年度の武生市の監査委員さんの最後のまとめですけれども、その中の言葉を引用させていただきます。 本年度末の市債残高は460億2,691万円に達し、前回からよく言ってらっしゃいます起債制限比率も前年と同率であるが、全国平均を上回ってるんです。10.8%が全国平均ですけれども武生は11.9%なんですね。それはおいといて、財源確保、事業評価、起債償還、受益と負担、徹底削減、事業のスクラップ化など自助と自立を基本と考え、基礎的考えとし、健全な財政運用を行うべきであるとあります。 最後に、あわせて予算の執行について、どうしたら最小の経費で最大の効果を上げることができるのか念頭に、P・D・C・Aの実践による計画的な運用に努められるよう要望するとあります。これは私の考えと全く同感でありますので、引用させていただきました。 これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(玉川喜一郎君) 以上で小形善信君の一般質問は終わりました。 次に、発言順位14番、安立里美君。 安立里美君。 ◆(安立里美君) 市民派ネットワークの安立里美です。初めての一般質問ですので、ふなれではありますが、最後までよろしくお願いいたします。 まず、高齢者に関連した質問をさせていただきます。 平成12年度4月より介護保険制度が導入されました。措置制度から契約制度へと移ったことによって、介護施設も福祉事業として確立してきました。武生市におきましても、特別養護老人ホーム、老健に加えまして、療養型病床郡やグループホームなど、宿泊型の施設がふえております。今の社会状況から見ましても、これからますますふえるのではないかと考えられております。これらの施設を対象にしまして、武生市で実施しております介護相談員派遣事業についてお伺いいたします。 介護保険制度が導入されますと同時に、武生市の方ではこの制度を利用されております。その市の積極的な対応に、市民の方ではかなりよい評価をしております。当初3人で始まりましたこの相談員の方も、13年度、14年度と増員いたしまして、ますますの成果を上げているのではないかと思います。そこで、これまでの実績によりどのような効果が上げられたかを報告していただけますでしょうか。お願いいたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 吉田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(吉田武治君) お尋ねの介護相談員の派遣事業の実績等でございますが、平成12年度にモデル事業として開始をいたしまして、平成13年度から本格的に実施をしてきたわけでございます。相談員は、本年4名から6名に増員いたしまして、市内の8施設に派遣をいたしておりまして、9月の下旬からは通所系の事業所にも派遣するというような予定をいたしてるとこでございます。訪問しました施設では、介護サービス利用者の声を聞き、不安の解消を図るとともに、サービスの質的な向上を目指してるとこでございます。効果につきましては、介護相談員が利用者の立場に立って、利用者と事業者間の橋渡し役というようなことで、サービス改善の一助になってるというとこでございます。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) ありがとうございます。第三者が施設に入るということは、特に市の委嘱を受けた相談員が入るということで、サービスの向上にはとても大きな効果が見られると思います。と同時に、施設の問題点なんかも見えてくると思うんです。そこで、この介護相談員制度というのは、とてもいい制度だと思って大いに期待しているんです。 ところで、きょうは私が調べたところによりますと、訪問実績が一度も上げられてない施設が1カ所あったんです。そこで、きょう質問の中に、その事業所、事業開始当時から訪問対象になっている施設だったんですけれども、そこの事業所、施設が、なぜ相談員を受け入れないのかということをちょっと質問しようと思って、再度役所の方に足を運んでおりました。 ところが、きょうの昼休み、きょうから入れるようになったというお答えをいただきました。これ質問がすごい変わっちゃって、私の原稿はすごく変わったんでございますけれども、入ることに努力してくださったという市の姿勢にとても感謝しております。それで、きょうちょっと質問がここの部分大分長かったんですけど、ちょっと短くなりまして時間は減ると思います。その部分はいいと思うんですけれども、早速の対応に本当に市役所のやる気を感じました。それで、ある特養の施設長が言った言葉に、サービスに自信があれば積極的に公開するはずと断言してる言葉があるんです。ですから、やはり入れないことには何か問題があるのかなというようなものもあったんですけれども、入れていただいたということで、これからいろいろ施設の方も改善されることと思いますので、喜んでおります。やはり、施設に入っているお年寄りにとってはそこが最後の住みか、いわゆるついの住みかとなる家庭みたいなところですので、保険者としての責任として、市はしっかりと見守っていっていただきたいということと、あとその相談員の仕事をきちっと市の行政の方に反映していただければよろしいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。 次に、高齢者の虐待ということについてちょっと質問させていただきます。 介護保険制度が今度導入されましたことによって、介護の現場にホームヘルパーやケアマネジャーが入ることになりました。そのことによって、今まで表に出にくかった家庭や施設での虐待が社会問題として出てきています。新聞とかテレビなどで報道されておりますけれども、武生においても虐待の事実があることを私は幾つも耳にしております。そのことによって、武生は実態をどのようにつかんで、その実態に対してどのように対処なさっているかを質問させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(玉川喜一郎君) 吉田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(吉田武治君) 家族の介護疲れによりますストレスが原因と見られる高齢者の虐待というような形で、これが長年連れ添うた配偶者とか、あるいは親とか、そういうようなことが往々にしてあるわけでございまして、それをケースといたしましては暴力であったり、あるいは介護放棄とか、そういう形であらわれてくるというふうに言われておるわけでございまして、そういうもろもろの幾つかの実態というような形では、福祉課の方の窓口の方へ幾つか来るわけでございますが、正確な数というもの、そのものについては把握はしてない、実態はあるちゅうことだけはわかっておりまして、また高齢者援助ケースというような形で、幾つかは処理をいたしてるというとこでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立君。 ◆(安立里美君) 今お聞きしましたけれども、本当に身体的虐待、それから心理的虐待、今放棄っておっしゃってましたけどネグレクト、これが一番今多いっていうのを聞いております。それで、子供には児童虐待防止法というのがあるんです。女性にはDV防止法というのがあります。これらは被害者を保護する、そして加害者に対して処罰する、そして第三者、周りの者に対しては通報の義務というのが義務づけられております。いわゆる守秘義務が除かれているのがこの法律なんです。でも、高齢者に関してはその守秘義務、守秘義務を除けるほどの法律がまだできておりません。法制度がまだないんです。それで、その取り組みのために何か対処してほしい、守秘義務を理由に今ヘルパーや介護施設、そして看護婦さんたち、看護婦って言っちゃいけないんですね、今。看護師さんたちが見えてる実態を表に出せないでいるという現状があります。その辺は、多分行政、市の方にも入ってきてはいないと思います。そういう状態に置かれているということを、そういう現状が武生にもあるということを市長さんはどうお考えでしょうか、ちょっとお聞かせください。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 例えば、ヘルパーさんがそのような実態を目にしているけども、守秘義務のためにそれを公にできない、これについて大変歯がゆい思いをしていることは旧来から耳にしております。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立君。 ◆(安立里美君) 先ほど、吉田部長がおっしゃってましたけれど、高齢者の虐待っていうのは本当に身内とか知っている者がすることによって、その虐待を表に出しにくいということと、虐待かどうかという線引きをするのが難しいって言われてます。高齢者自身にも我慢をするとか、あと痴呆がある、痴呆があってされても次の日忘れてるということが本当にあるんです。そういうことがある中で、我慢するお年寄りがふえてきている、そういう虐待をどうやったら防止したらいいか、そしてその加害者が身内であることによって、加害者となる人たちも悩んでるっていうことが本当にあります。その被害者及び加害者の救済を受け入れるための組織または部署というものを市の方は考えているでしょうか、ちょっとお聞かせください。 ○議長(玉川喜一郎君) 吉田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(吉田武治君) それぞれ地域に民生委員さんがいらっしゃるわけでございますが、民生委員さんの発見の協力、あるいはこれらの今の介護支援センターというようなのもいろいろとございまして、これらの市とあわせて高齢者虐待防止ネットワークとか、そういうようなのを設けてきたらというふうに思っておるとこでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立君。 ◆(安立里美君) ありがとうございます。今、部長が言ってくださいました高齢者虐待防止ネットワーク事業というのが、横須賀で昨年始まりました。サービス事業者と病院、そして関連機関がすべて連絡網をつくって、かなり成果を上げていると聞いています。そして、もう一つ秋田県に、鷹巣町ですけれども、ことし4月から鷹巣町高齢者安心条例というのがつくられました。これは高齢者の人権侵害、高齢者を人権侵害から守るということを明記してつくられた制度で、市長さんも鷹巣町にいらっしゃってるんでよく御存じだとは思います。これらの施策は防止法ほどの力は持たないでしょうけれども、やはり武生でも参考にして、対処手段として考えていただきたい。そして、今部長さんがおっしゃった防止のネットワーク事業を立ち上げてもいいようなことをおっしゃってましたけれども、それに関して、市長さん何か御見解ありますでしょうか。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 高齢者のこの人権侵害について非常に家族が敏感になるのは、実は先ほどおっしゃいましたが、高齢者が虐待を受けたことを忘れてしまうことなどで発見しにくいこともありました。今度は逆に家族から言わせると、ありもしないことを口にする高齢者も、精神症状の人だってたくさんあります。それらによって、普通の人権侵害事件とは確かに様子が違うので、大変それについて踏み込んでいきにくいところがあります。しかし、虐待の実態があることも確かであることでありますから、我々として、これらについては何らかの方法を講じていきたいと思います。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立君。 ◆(安立里美君) 市長さんの前向きな御意見、どうもありがとうございます。ぜひ何らかの対策を練っていっていただきたいと思います。 続きまして、提案なんですけれども、痴呆性老人の徘回保護のための提案をさせていただきます。 痴呆性のあるお年寄りを抱えた家族にとって、徘回というのがとても大きな問題となっています。家に幾つも鍵をかけて出られないようにしたりとか、名札をつけて常に首からぶら下げたりとか、洋服に名前、電話番号を書いたりとか、いろいろ家族は試行錯誤をやっていらっしゃいます。それでも、もし徘回をしてしまったとき、お年寄りの居場所を捜すというのはとても大変なことなんです。そこで、先日武生市内であるお年寄りが迷子になりました。それを捜したのがタクシー会社だったんです。家族がタクシー会社に電話をしまして、タクシーの無線で家族を捜しました。調べましたら、これと同じような事業を、今日本で2カ所やってます。北九州市と長野県の岡谷市です。タクシー会社と協力しまして、徘回する高齢者を保護する取り組みというのを事業化しているんです。痴呆性老人を持つ家族の支援事業ということでやっていますので、もしできることでしたら、それほどお金もかからないことだと思いますので、武生市でも検討していただきたいと思うのですけれど、いかがでしょうか。 ○議長(玉川喜一郎君) 吉田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(吉田武治君) 痴呆性老人等が徘回により迷子や行方不明になる、そういうことで捜索されるケースっていうのが時々あるわけでございますが、今日まで民生委員さんや警察等の協力によりまして、行方不明者の捜索をいたしておるとこでございまして、今後も連携の強化をしていかなきゃならないというふうに思うとこでございます。 なお、廃棄物不法投棄情報等を提供によります件で、市内のタクシー会社あるいは市内の郵便局と武生市の協力による協定を結んだ経緯があります。そういうものを踏まえまして、今お話がございました痴呆性老人等の迷子等につきまして、それらの行方不明者の捜索について連携ができるかどうかっていうのを、今後調査をしたいというふうに思っておるとこでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立君。 ◆(安立里美君) とても前向きな御意見ありがとうございます。 続きまして、子育て支援に関する質問に移らせていただきます。 今、子供を取り巻く環境は複雑で、かつ多様化してきております。さらにさまざまな情報があふれる中で、子育てに不安を持つ親がふえてきています。また、親としての意識も教育もないまま子育てをすることにより、若い親が両親に子育てを託してしまっている例も武生の中に数多く見られます。子育てには、本当にさまざまな方向からのつながりが必要だと思っております。 そこで、子育てネットワークの拠点として提案されております「たけふっ子エンゼルプラン」の中の子育て総合センターについて質問させていただきます。 12年3月に出されましたエンゼルプランの中で、子育て総合センター、そこに関しまして、プランの中では整備を検討すると書いてあるんです。どのぐらい検討されたのか、進捗状況を報告していただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 吉田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(吉田武治君) エンゼルプランに基づきまして、今日まで少子化対策とか子育て支援事業に取り組んできたわけでございます。本年度、子育てに関する総合的な相談機関といたしまして、児童家庭支援センターを進修学園の敷地内に建設いたしまして、15年度に開設を予定をいたしてるとこでございまして、子育て総合センターにつきましては、児童家庭支援センターに子育て総合センターの機能を持たせていきたいというふうに考えてるとこでございます。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立君。 ◆(安立里美君) 今の吉田部長の進修学園の件ですけれども、あれは相談の総合センターのはずです。エンゼルプランの総合センターとして発想した部分は、そういうものではなかったんです。今、縦割り行政がすごい、昨日ですか関利英子議員が発言されてましたけれども、子供を持つ親が役所に行けば、児童家庭課、健康増進課、学校教育課、生涯教育課と、本当に縦割りになってるんです。これは国も県もみんなそうなんですけれども、武生で特に感じるのは建物までばらばらなんです。そんな中で、このばらばらになっているその縦割りを取り払って、行政も組み入れた組織、そして幼稚園、保育所、それから公民館、児童センター、子育て支援センター、それらすべて子供を取り巻く組織、そして地域、情報、人と、あらゆることを一つの拠点にして考えていく。ですから、きのう関議員がおっしゃってた子育ての対策本部です、少子化対策本部の具体的なプランだと私は思っております。その具体的なプランを、先ほどの進修学園の相談総合センターの中に入れることは、とても不都合なことというか発想が全然違うと思っているんですけど、どうでしょうか。 ○議長(玉川喜一郎君) 吉田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(吉田武治君) 子育てということに関しましては、さまざまな分野というものがあろうかというふうに思うわけでございます。健康、保健、福祉、医療あるいは雇用とか、そういう問題がいろいろあろうかと思いますが、それらのネットワークというような形で、個々にこの機能を持たせていくというような形で考えてるとこでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立君。 ◆(安立里美君) 進修学園てのはどこにありますか。大分離れてると思います。そうですね、芝原の方にあるんです、たしか。その芝原にある進修学園と、今私が言いました行政の部署も全部組織に入れて、それですべての子供のことを、お母さんたち、お父さんたちが来たときにしっかりと言ってくれる場所に、進修学園のあの場所でなれるんでしょうか、お聞かせください。
    ○議長(玉川喜一郎君) 吉田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(吉田武治君) 地理的っていうような形のことをおっしゃってるわけでございますが、私は機能的にそれを支援するように充実をしていくというような形でございますので、よろしくお願いします。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立君。 ◆(安立里美君) 地理的だけではございません。進修学園のあの場所に、すべての幼稚園、保育所、それら把握した人が入れるスペースってあるんですか。 また、エンゼルプランの中で提案したのは、すべての組織をネットワークするということを提案したんです。その中に相談業務も確かにありました。けれども、今市の方でやってらっしゃるあの相談業務的総合支援センターの形は、方向がちょっと違うと思うんです。相談もすごく大切です。でも、子育ては相談だけではできません。すべての行政部門からPTAからすべてが、子供に関することを把握できる場所、だれでもお母さん、お父さんがすって行って、役所の児童課に行くんではなくて、そこの場所に行けば役所のどこかの職員さんが来てくれる、そんなような総合センターというのをエンゼルプランの委員は考えてました。それが余りにも違う方向に行ってしまったので、委員さんたちは驚いてます。相談業務としての進修学園のあの施設は、本当にいいものだと思ってます。でも、全く違うものだということをもう一度認識してほしいと思います。市長、どう思いますか。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 正直に申し上げますと、今お話をお伺いしてまして、この我々が準備しております児童家庭支援センター、これとこの報告書にあります子育て総合センター、発想が大分ちゅうかまるで違うことを了解いたしました。私たち、考え直します。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立君。 ◆(安立里美君) わかっていただけてうれしいです。このプランは5年計画です。今もう2年たちました。3年でこのプランが完成するというのが、たしかエンゼルプランだったと思います。3年かけてそれらしい道が1つでもできるように努力していただきたいと思います。 それからもう一つ、先ほど関議員がおっしゃってた、厚生労働省の8月22日に出ました支援のための事業費、来年度のですけど、その来年度の事業費を、ぜひこのプランの一つに役立てていただきたいと思うので、ここで提案しておきます。答えは要りません。 それで次に、公民館についての質問に入らせていただきます。11日に福田議員が質問されて、本当に福田議員のすばらしい発言を聞いておりました。今回、子育て総合センターの中で、公民館の役割を位置づけております。そこで、福田議員と重なるんではございますが、今回もう一度出させていただいて、地域における公民館のあり方、そして行革実施計画の中に入ってました地元移管、管理運営委託についてお答えください。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 公民館の役割、特にエンゼルプランの中の公民館の役割については、地域ぐるみでさまざまな世代あるいは立場の人々と触れ合う場として、地区の公民館が位置づけられるかと思います。 また、現在公民館では従来の子供向けの事業に加えて、本年度から学校週5日制に伴いまして、地域とか自然あるいは体験等をテーマにした事業を展開しておるわけでございますが、その公民館の地元移管につきましては、これも既にお答えしたとおりでございますが、今御指摘のように、新行政改革大綱の中に、事務事業及び施設管理の見直しと民間活力の導入がありまして、それを受けて地区公民館の地元移管について、現在社会教育委員の会で検討委員会を立ち上げて協議をしていただいているところでございますが、これが今のところ予定では12月ごろその結果をお受けいたすという予定をしておりますので、それを受けた後、そのあり方について委員会としての結論を出していきたいなというふうに現在考えているところでございます。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立君。 ◆(安立里美君) 全く同じ答えなんですけれども。地域での活動拠点、そして人づくりの拠点であるという、福田議員がおっしゃってたのと全く同じことを思ってまして、その人づくり、まちづくり、そして地域づくりをしていくのに、公民館の主事がいかに大きな役割を果たしているかということが今回の問題、要するに地元へ持っていく、すべて管理も運営もということに関しては少々早過ぎるのじゃないかなというのを感じてますので、福田議員がおっしゃったように社会教育委員会ですか、あちらに同じように意見を言っといていただきたいと思うのと、もう一つ、きのう公民館主事さんの13地区、各公民館に1人ずつ社会教育主事を置いていく方針ですというのを教育長さんおっしゃいましたんですけれど、そのことについてお答え願えますか。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 実は、きのう申し上げたとおり13館ございますが、各地区、13地区ですね、1館ずつ公民館がございますが、将来的には、各館に1名は社会教育主事の資格を持った主事さんを配置して活動をしていただきたいというふうに考えておるわけでございますが、なおきのう申し上げた中で、数が極めてあいまいであって大変失礼をいたしましたが、4名か5名ほどと思うというふうに申し上げたんですが、現在32名主事さんがいらっしゃいますが、そのうち社会教育主事の資格を持ってらっしゃるのは3名でございます。あと、この公民館を所管する生涯学習課に、社会教育主事の資格を持ってる者が2名おります。そんなところですが、実際の公民館の主事として働いていらっしゃる方の中では現在3名でございますので、これからできるだけ社会教育主事の資格を取る研修を計画的に進めていきたいなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立君。 ◆(安立里美君) 今の研修にっておっしゃいましたけど、あれ金沢大学に30日間行くんですね。前回取りました3人、1人はまるっきり自費で行ってます。あと2人は半分自分で出しております。それで、休暇をとって行ってます。その辺に関して、今回も同じような形をとられるのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) 今後の計画につきましては、こちらの方で予算を持って行っていただきたいなというふうな考え方を持っております。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立君。 ◆(安立里美君) 予算に関しましてはとてもいいことだと思いますけれども、行くのに休暇をとるのか、それとも研修として、その職員として行かせていただけるのか、その辺お聞かせください。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) 現在のところ、3名配置の公民館のところで、1名の方に公民館の仕事に支障がないような形を考えながら、研修という形で派遣をしていきたいなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立君。 ◆(安立里美君) ぜひ順番に、2人しかいない公民館でも人をやりくりしながら、全館に行ける13人になれるように努力していただきたいと思います。 今回はいろいろと発言させていただきましてありがとうございました。終わります。 ○議長(玉川喜一郎君) 以上で安立里美君の質問は終わりました。 暫時休憩します。 再開は4時10分ごろをめどとします。        休憩 午後3時53分        再開 午後4時10分 ○議長(玉川喜一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行します。 発言順位15番、池田芳男君。 池田芳男君。 ◆(池田芳男君) 市民派ネットワークの池田芳男でございます。4年間のブランクはありますけども、どうかひとつよろしくお願いいたします。 まず私は最初に、市民体育大会のあり方についてお尋ねをいたします。 私は西地区でありますが、その地区の体育協会に長年執行部の一人として席を置くものであります。ことしも第49回の市民体育大会が、7月20日土曜日、武生市体育館におかれまして開会式の後綱引きが行われました。明けて7月21日日曜日と1週間後の7月28日に、この2日間にわたりほとんどの種目が行われ、1部は国高地区、2部は北日野地区の総合優勝で閉幕いたしました。選手、役員の皆さんは本当に暑い中、御苦労さまでございました。私はこれといった能力はありませんが、スポーツとそのお世話をすることが大好き人間でありまして、若かりしころより50を過ぎた今日までそれが及んでおります。しかし、この市民体育大会だけは大変申しわけございませんが、そのあり方について苦言を呈したいと思います。その根拠につきましては後ほど申し上げますけれども、まず13地区あります各地区の体育協会をどのような位置づけをし、そしてどのようにとらえているのか、お聞きいたします。よろしくお願いします。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 ただいまの市体協の位置づけととらえ方でございますが、昭和23年武生市制が発足しますと同時に誕生しました武生市体育協会は、現在13の地区体育協会、それに36の種目競技協会、さらにスポーツ少年団本部及びスポーツ指導者協議会という4つの団体で構成をされております。発足以来49年間にわたり、市民の体育普及、発展に大きな成果を上げていると認識しております。地区体育協会は、その中心的な役割を果たし、そしてその発展の原動力になっているということも強く認識をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 池田芳男君。 ◆(池田芳男君) 一応の御理解をいただいてるということで認識いたしました。私が所属する地区の体育協会の本年度の事業でありますけれども、ボーリング大会、三世代交流軽スポーツの集い、夏の市民体育大会、地区の体育祭、ソフトバレーボール大会、ソフトボール大会、卓球大会、年間4回行うスポーツ教室、白銀の集い、冬の市民体育大会等がございますが、このようなことはほかの地区でも同様な事業をされているかと思います。これらの事業のうち、精神的に、また肉体的にも一番大変で、なおかつ一番疲れるのが夏の市民体育大会であると思います。私個人の思いでありますが、体育協会の年間通しての負担度を10といたしますと、市民体育大会の負担度は4割近くあるといっても過言ではありません。それほどこの市民体育大会は、体育協会の体力を消耗させているのであります。なぜかと申しますと、武生市の夏季市民体育大会の内容は、男子の種目は22種目、女子は12種目で、合計34種目を2日間で競うわけであります。延べ人数にしますと365名であります。これだけの選手掌握は必要となるのであります。 私は、他の県内6市の夏季市民体育大会の内容をお調べいたしました。 まず、小浜市でありますけれども、市民体育祭、祭りですね。市民体育祭としてレクリエーション的な種目を1日でやっております。本当にうらやましい限りであります。格闘技的な種目や専門的な種目は全くありません。 次に、勝山市は世帯数の少ない地区順にハンディキャップを与えたり、10地区のうち参加地区が5区地区、5つですね、5地区以内の場合はオープン種目としているのであります。すなわち、得点種目でなくなるわけですが、執行部にとりまして苦手な種目ならば、この上ないありがたいことであります。 次に、敦賀市は、1部が男女合わせて12種目、2部は11種目と少なく、武生市から比較すると、実に22種目も少ないことになります。敦賀市の県民体育大会での成績は、武生市に次いで2位であります。市民体育会の競技種目の多い少ないの差が、県体の成績とは必ずしも一緒ではないのであります。1部、2部というふうに申しましたけども、これは世帯数や人数が多いということで、競技人口も多いため有利に働くとして、規模別に2つに分けてあるものでございます。 次に、大野市の得点種目は男女あわせて9種目、小浜市に次いで2番目に少ない市であります。鯖江市は男女27種目で、武生市よりも7種目少ないです。 それから、福井市の1部は武生市より1種目多い35種目、2部は12種目少ない22種目でございます。 以上、各市の調べた結果を申し上げましたけども、武生市の市民体育大会の内容は、これまで県民体育大会の正式種目がふえるたびに、その種目をふやした経緯がございます。今年の市民体育大会の棄権及び不参加チームは、種目の数からすると延べ42チームもあります。県民体育大会と市民体育大会との合同反省会が8月21日行われましたけれども、そこで他の地区の方々といろいろ意見を交換してまいりましたところ、同様な意見が多かったということを、この際、申し述べさせていただきます。 ここでお聞きいたしますけれども、他の市と比較して、武生市の市民体育大会をどのように思われるのか、お聞かせください。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 武生市の市民体育大会は、約4,000人の市民の皆様の参加をいただく中で、盛大に取り組まれていると思っております。当武生市が県民体育大会におきましても、福井市に次いで2位の成績を確保しているのも、市民体育大会等を含めた地域のスポーツ振興が盛んに行われている結果でないかというふうに思ってる次第でございます。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 池田芳男君。 ◆(池田芳男君) 成績のことを言われましたけども、県民体育大会は福井市に次いで2位でございます。これは2位ということで、大変すばらしいことだと思います。人口割にしてみれば、大変健闘されていると思います。しかし、私今お聞きしたかったのは、ほかの6市と比べて、地区の体育協会の負担が著しく多いのではないかというようなことをお聞きしたわけでありましたけれども、これは結構です。 私の地区の例を挙げますと、市民体育大会は全種目出場を目標といたしております。これは当然ほかの地区も同じだと思います。よって、選手の不足する種目は、執行部の者がそれぞれ責任を持ってアシストし、なおもって選手が不足する場合は、本人がみずから出場することになっております。ある特殊な格闘技でありますが、暗黙の了解で私どもの理事長が当たっております。当然選手がいないため、みずから危険を押して毎年出場をいたしております。私たち執行部も人集めをいたしますけれども、専門的に行っていた種目ならばある程度出場はしてくれますが、そうでない場合はどうしても知人、友人などを無理にお願いする関係で、そのような苦労を知っているためか、執行部に入ってくださる人がありません。これ本当の話でございます。私たちの地区だけでなく、優勝したチームの方の話でもあります。 ことしの武生市の夏季市民体育大会でありますが、2部のある種目は7チームのうち3チームしか出場しておりません。すなわち、7チームのうち半数以上の4チームが棄権をいたしております。 また、同じく2部でありますけれども、ある地区は34種目のうち16種目も不参加をいたしております。これも半数近くが不参加であります。これが地区の体育協会の現状であり、市民体育大会の現状でもあります。先月行われました県民体育大会と市民体育大会の合同反省会で、武生市体育協会の美濃会長はあいさつの中で、県民体育大会のことをこのように申されておりました。県内トップの人口を有する福井市は、豊富な選手層からして毎年断トツの優勝を果たしております。戦う前からして勝者が決まる、決まっているような大会は、見直すべきであると。また、二、三のチームしか出場しない種目や参加点稼ぎのためにだけ出場するような種目は、ややもするとおかしいと、このようにあいさつの中ではっきり述べられておりました。まさにこのとおりでありまして、市民体育大会におきまして、空洞化しました私たちの西地区のような意見を代弁している思いがいたしておりました。 ここで質問をさせていただきますけども、このような地区の実情を踏まえ、ぜひとも市民体育大会の大幅な見直しをしていただけないものか、お尋ねいたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 市民大会のこの開催の日時、会場、それから実施種目等でございますが、これらにつきましては体育協会の常任理事以上の役員の方々、それから地区協会から2名、それから種目協会から1名の方々で構成される実行委員会というのを設置して、いろいろ協議をしていただいているところでございますが、地区体育協会の意見は、そこで十分に反映されているのではないかというふうに考えてるわけでございます。今後とも、地区体育協会、種目協会の意見をいただきまして、実行委員会において十分論議していただく中で、一人でも多くの市民の方が参加し、喜んでいただける大会となりますよう、私どもとしても要望してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 池田君。 ◆(池田芳男君) 今言われましたけれども、地区の代表やそれから競技種目の方々とで構成する実行委員会、これである意味ではすべて決まるわけでございます。しかし、あの会は、こんなことを申し上げて大変申しわけないんですけども、ある方の影響力が非常に強く、意見を述べても一笑に付されてしまうと、あの会は民主的ではないと、このようにお聞きいたしております。私の理事長も、毎年このような意見を実行委員会で申し上げてるわけでありますけれども、旧態依然として、もうすぐ来年で50回でございますけども、何らの見直しもされずに今日に至っております。主催は武生市体育協会でございます。後ほど市長にもお聞きしたいと思います。市長は総裁でございますので、地区の意見をもっと取り入れる意味におきまして、総会前に地区体育協会執行部の数名を対象とした話し合いの場をぜひ持っていただくよう、武生市体育協会に申し入れしていただけないかもお尋ねいたします。教育長、いかがでございましょうか。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) ただいまの御指摘、御意見は一度持ち帰りまして、しっかりと検討してまいりたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 池田君。 ◆(池田芳男君) 検討していただくということで、前向きに、ぜひひとつ地元の意見を取り入れていただきまして、その話し合いの場をつくっていただき、前向きに市民体育大会の見直しに進めていっていただきたいと思います。 私は、この市民体育大会を軽視したり、ボイコットしようというものではありません。来年で50回を迎えますけれども、半年たてば世の中は大きく変わっております。これまでに、このような話し合いの場がなかったのが不思議であります。議論を尽くした中で、実情に即した市民体育大会が行われることを希望いたしますけども、市長、総裁としての御意見をお聞かせください。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 総裁という大変な称をいただいて緊張いたしますけども、今言われたようなことを、こちらとしても十分調べまして対処したいと思います。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 池田君。 ◆(池田芳男君) ありがとうございます。よろしくお願いします。 では次に、私は地区の体育協会を、今ほど市長及び教育長申されましたように、多少なりとも身軽にしていただきまして、国が進めているところのスポーツ振興計画の柱であります総合型地域スポーツクラブについて、質問させていただきますけども、この総合型地域スポーツクラブをどのように考えておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 御存じのとおりでございますが、総合型地域スポーツクラブといいますのは、日常生活の中で、いつでもどこでもだれでも、そしていつまでも手軽にスポーツができ、スポーツを通して地域住民の意識の高揚や世代間の交流あるいは高齢・少子化への対応、住民の健康・体力の維持等々地域社会の形成に寄与し、スポーツ振興とともに地域社会の活性化を目指すというものでございます。武生市におきましては、13地区すべてに地区体協がありまして、スポーツ大会、スポーツ教室、その他健康づくり等のイベントを開催していただいておるわけですが、総合型地域スポーツクラブ創設の中心的役割として、各地区体協の支援というものはどうしても必要不可欠のものであるというふうに認識をいたしております。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 池田君。 ◆(池田芳男君) この総合型地域スポーツクラブでありますけれども、今言われましたように、高齢化社会の到来による医療費増大への歯どめ、少子化による生徒数、部活種目等の減少と、それに部活離れ、教員及び指導者の高齢化や異動に伴う部活の停止や休止、スポーツ少年団の減少、学校週休2日制の完全実施、国民のだれもがスポーツに親しむことのできる生涯スポーツ社会の実現など、国が究極の施策として出されたものであります。スポーツ振興計画に基づき、平成12年9月にスポーツ振興基本計画が定められましたが、スポーツ環境を整備することは地方公共団体の重要な責務であると明示されております。武生市におけるスポーツ振興計画はどのようになっているのか、お聞かせください。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 平成12年9月に、国のスポーツ振興基本計画が定められましたのを受けまして、武生市におきましても武生市スポーツ振興基本計画策定に向けて、昨年平成13年5月に武生市スポーツ振興審議会に諮問をいたし検討をしていただく中で、本年9月に答申を受ける予定となっております。この答申を踏まえまして、武生市の今後のスポーツ振興の指針となるスポーツ振興計画を、今年度中には策定いたす予定をしております。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 池田君。 ◆(池田芳男君) この計画でありますけれども、本年度じゅうに策定の予定とのことでありますので安堵いたしましたけれども、しかしこれは行政が主体ではなく民間主導型であるため、これは本当に難しい事業であると思います。なぜなら、このクラブの最終的目標は、会員の自主運営を基本として、受益者負担で、住民による住民のためのクラブであるからであります。つまり、欧米と違い、スポーツには金は要らないんだというこれまでの認識、スポーツとは提供されるものであるとした、なれ切った住民意識が根底にあるからであります。それで、武生市におけるこれまでの具体的な取り組みをお聞きいたしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 平成13年度から3地区、吉野地区、国高地区、北日野地区、この3地区におきまして、そこをモデル地区といたしまして、地区住民の方を対象とした意識調査の実施や各種スポーツ大会、スポーツ教室等の開催及び先進地視察あるいは各種代表者会議などを開催いたし、総合型地域スポーツクラブ設立へのまずは啓発と事業の推進を図っていただいているところでございます。今年度は、モデル3地区に加えまして、南地区と北新庄地区の2地区が、スポーツ振興くじの総合型地域スポーツクラブ創設の支援事業の助成を受けることになりました。したがいまして、市内5地区にて、総合型地域スポーツクラブの設立に向けて取り組みを現在進めているというところでございます。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 池田君。 ◆(池田芳男君) ただいま5地区の名前が上がっておりますけども、実際の受け皿は地区の体育協会でなかろうかと思います。まずは、地区の体育協会の支援なくしては設立は難しいと思います。先ほど申しましたように、地区の体育協会をもっと身軽にして、そしてこの総合型地域スポーツクラブの中心的な役割を担っていただくべきなのであります。欧米型のこの方式に、皆さんはきっと戸惑うことだと思いますけれども、定着するまでは行政の支援は不可欠であります。 それで、これらをスポーツ行政としてとらえまして、創設時の核となる人材の育成、それに当面の財政的支援が必要と思われますが、どのようなお考えでしょうか、お聞かせください。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 今後、今年度より始まりましたスポーツ振興くじ、いわゆるtotoと呼ばれておりますが、の助成制度を積極的に活用いたし、人材育成としての指導者養成講習会等を初め条件整備を図る中で、総合型地域スポーツクラブの設立を目指していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 池田君。 ◆(池田芳男君) 先ほど申しましたが、スポーツ少年団や中学校の部活の事情、ここに先月の新聞記事でありますけれども、働き盛りが健康のピンチ、異常なしが7人に1人ということでありますけども、日本人の健康状態は年々悪化し、肝臓、血糖値、肥満などの検査項目に異常がない人は14.5%、7人に1人しかいないということが、日本病院委員会の調査で明らかになったというふうに書いてございます。実に7人に1人しか異常なしが見当たらないということで、これからこのスポーツ振興計画は、この総合スポーツクラブが中心になるかと思いますけれども、健康日本一を目指してぜひ頑張っていただきたいと思います。 次に、レジ袋の可燃指定について質問をいたします。 ことしの10月より、プラスチック製容器包装の分別収集が始まります。5大10分別から5大13分別となることは、地球環境にとって大変喜ばしいことであります。新しい取り組みをされることに対しまして、心から賛辞を送る次第であります。 まず、市民への周知徹底の意味で、なぜプラスチック製容器包装の分別収集を取り組みに至ったのか、その説明をお願いいたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 前野環境部長。 ◎環境部長(前野政治君) どうしてかということでございますけれども、よく御存じかと思いますけれども、国は循環型社会を推進するために、各種のリサイクル法を制定しております。その中に、容器包装リサイクル法があるわけでございます。その法律の内容を簡単に申し上げますと、ごみを再び資源へと生まれ変わらせるために、すべての人々がそれぞれの立場でリサイクルの役割を担うんですよと、こういうふうな内容になってるわけでございます。まず第1点、そういうふうな法律が制定されているということでございます。 それから、そういうふうなことを受けまして、福井県でもプラスチック製の容器包装のリサイクルを促進するために、各市町村にモデル地区の設定などによる取り組みを進めてほしいという施策をとってございます。 ところで、我が武生市でございますけれども、13年度のごみの量の状況を申し上げますけれども、たくさんごみが出ます。その中に、家庭から出る燃やせないごみでございますが、これは年間約3,000トン排出をされてるわけでございます。この燃やせないごみの中に、いわゆるこれから、10月から分別収集を行いますプラスチック製の容器包装のごみがあるわけでございます。 したがいまして、資源の有効活用とごみの減量化のために、分別収集をやることになったわけでございます。ちなみに、この燃やせないごみの中に含まれているプラスチック製のごみでございますが、これが全体の約7割あるということでございます。そういうことから、この分別収集されたそのものを、リサイクルをするということによってごみの減量化をする、それからこのごみは高温で蒸し焼きにして、油分からプラスチック原料を生成したり、鉄をつくる際のコークスのかわりの資源として利用するなど、リサイクルをしていくという考え方から実施を行うものでございます。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 池田君。 ◆(池田芳男君) よく理解いたしました。新しく10月から分別収集が始まりますので、私福祉民生という立場でこういうことを質問してはいけないんかもしれませんけど、あえて市民の皆さんにわかっていただく意味で質問をさせていただいておりますことを、御勘弁願いたいと思います。 次に、買い物に行けばただ同然でいただけるレジ袋でありますけれども、行き着く先は結局ごみであります。武生のレジ袋減少の取り組みをどのように進めているのか、お聞きしたいと思います。お願いします。 ○議長(玉川喜一郎君) 前野環境部長。 ◎環境部長(前野政治君) レジ袋の減少の取り組みでございますけれども、武生市では11年度から市内の大方の量販店のところにおきまして、市民の皆さん方に対して買い物袋を持ってきてくださいという持参運動キャンペーンを実施をして、その推進に一役を担っていただいているということが1つございます。 それから、それぞれのその量販店の方々に対して、マイバッグ持参運動の推進を働きかけていただいておりまして、量販店ではマイバッグの持参した方に対して、ポイント制ですね、後で買い物に有利になるようなポイント制、それからスタンプ制度に取り組んでいただいているということが2つ目でございます。 3つ目といたしまして、環境出前講座というのをやっておりますけれども、その講座、それから最近では市民グループの方々に参画をしていただきまして、つくっていただきました買い物ガイドブック、これを広く利用していただくことによりまして、持参運動ですね、買い物袋を持っていっていただくと、こんなふうな運動の推進に努めていきたいと、こんなふうに思っております。 それから、一番大事なことかなというふうに思っておりますが、町内や、それから市民団体の皆さん方の取り組み、これをより一層進めていただくために、一つの方法として、県にごみ減量化のリサイクル推進事業の補助制度がございます。こんなふうなものを利用していただくのも一つの方法かなと、こんなふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 池田君。 ◆(池田芳男君) 可燃ごみを出すときに、2通りあろうかと思いますけども、袋ですね、南越清掃組合の指定袋と、それから南越清掃組合の指定のある、指定マークですね、レジ袋でなければならないことになっております。これが私も町内の三役の1人として、いろいろごみのことで頭を悩ますところなんですけども、これも市民に徹底していただく意味でちょっとあえてお聞きいたしますけども、指定袋はわかるんです、しかし南越清掃組合のマークのあるレジ袋でなければいけないということを、ある意味では市民徹底のためにお願いするわけですけども、その理由と市民への周知について徹底されているのか、お聞きいたしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 前野環境部長。 ◎環境部長(前野政治君) 燃やせるごみの指定袋でございますが、焼却炉の温度上昇を抑えるために、南越清掃組合におきましては炭酸カルシウムを含んだ、いわゆるレジ袋を燃やせるごみの袋に指定をしているわけでございます。その市民の皆さん方への周知でございますけれども、これまで市の広報紙、それから出前講座、それからチラシ絵の全戸配布などにより周知をさせていただいてるところでございます。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 池田君。 ◆(池田芳男君) ごみ出しルールを守らないのは論外でありますけれども、市民の皆さんがつい間違いやすいのが、可燃ごみを南越清掃組合の指定のしていない、マークのないやつですね、このレジ袋に入れて出されることであります。厄介なことにそのレジ袋には、この袋は燃やしても有害ガスは発生しませんと、このように書いてありますので、結局そういった、この袋は出せばいいんじゃないかというような方が出されるがために、至るところで問題になってるわけでございますけれども、今回の新しい取り組みで、より分別が複雑多岐になり、町内の役員さんやごみ当番の皆さんの負担がふえることは目に見えております。買い物袋で、まだ指定袋となっていない店舗への取り組みはどのようにされているのか、お聞きいたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 前野環境部長。 ◎環境部長(前野政治君) 市民の皆さん方にわかっていただくことはとても大事でございますが、ごみの収集に当たる人たちが一見しまして、これは持っていっていいかどうかっていうことをすぐわかるようにするために、そのようなことをいたしてるわけでございますし、当然炉への傷みを減少させるということ当然ありますけれども、そういった点で量販店の方々にその指定袋を、指定マークですね、いわゆる指定袋ですけれども、それを使っていただくようにお願いをこれまでしてきました。 どういうところでお願いしてきたかといいますと、消費者の方も入ってらっしゃいますし、学識経験者の方も入ってらっしゃいますし、それから、いわゆるそういう量販店の代表者の方も入っていただいております、ごみ減らし円卓会議ちゅうのを、これまで必要に応じて開催をいたしてきました。その中で、武生市の実情をお話をしまして、そして量販店の方々に、そういう旨をお願いをこれまではしてまりました。 しかし、現在もまだそのような状況になってないところが実はあるわけでございます。つい最近も、そういう指定袋になっていないところへ、清掃組合の担当の職員と一緒になりまして出かけていきまして、私どもが考えているシステムについてひとつよろしくお願いしますと、そのような袋を使ってくださいということを、実はお願いをしております。そのときに、責任ある立場の方がおっしゃられたことですわね、そういうことが、いわゆるある量販店でそのような袋を用意していただいてるのに、あなたのお店は私毎日買いに行ってるのにどうしてしてもらえないの、困るよっていうふうなことを、実際そのお店の方にもそういうふうな要望などを具体的におっしゃってるようでございます。そういうふうなことも踏まえまして、何とか考えんといかんねっていうふうなことはおっしゃっていただきました。 ただ、ごみ袋はやっぱりたくさん使います、つくりますよね。たくさんつくる場合に、安くつくるために、例えば外国から大量に仕入れるというようなことが実際あるようでございます。そういうふうなこともネックの一つになってるんで、なかなか難しいと、こんなこともあわせて言っておられました。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 池田君。 ◆(池田芳男君) このレジ袋のことでございますけども、部長みずからが出向かれてそのようなことをされてるということで、大変うれしく思っておりますけれども、ここで大変固有名詞を出していいんかわかりませんけども、シピィのアピタ店ですね、武生市において売り上げが一番多いんではないかと思います。シピィさんを初め未指定の店舗に対して、それなりに対応してくださってるようでありますけども、しかし大型チェーンほど難しいようであります。ここで、ちょっとアピタさん、すなわちユニーでありますけども、ユニーさんのことをちょっとホームページで見させていただきました。年間売り上げ7,700億円、北陸だけでも18店舗、コンビニのサークルKを傘下に置く大企業であります。 しかし、環境面にもかなり力を入れておりまして、その環境の部だけでも約10ページほどの掲載がされておりました。その中の1ページに、進化するごみ袋として次のようなことが書いてございました。1999年、レジ袋の厚みを10%削減した軽量タイプを導入、2001年レジ袋をS、M、Lの3タイプとすることにより、前年比242トン、ドラム缶にして7万7,500本の削減、ことしレジ袋の再設計を全店に導入、ことしの見込み額、前年比113トン、ドラム缶で3万3,000本の減を目指すと、このように書いてございます。 それで、この清掃組合の未指定の袋でありますけども、大型チェーンとは武生の店へ直接行かれるのも結構かと思いますけども、本部と直接交渉ですか、このようにすれば、地球環境が叫ばれている今、消費者の声は敏感に反応すると思いますので、行政の声を直接本部に届けていただければ、きっとアクションをしていただけるんじゃないかなということで、これは要望にしておきます。 最後の質問でありますけども、生ごみ処理機ですね、このことについて質問いたしますけども、私は4年ぶりに再度ここに立たせていただきました。これまで環境に関しては数回質問をさせていただきましたが、当時の関係部局の課長は兼任で、職員が数名いるだけの課でありました。ことしの4月、環境NGO戦略会議環境首都コンテストにおいて、人口別部門5万から10万で、全国で武生市は2位だそうでございます。これはすばらしいこととして評価すべきだと私は思っております。 しかし、本年度の環境部の事業概要を見せていただきましたところ、1つだけがっかりしたところがございます。それは、ごみ減量化推進事業の中で、電気式生ごみ処理機設置奨励金が、ことしで終了することでございます。市民の皆さんも、きっとある意味では驚かれているのではないかと思います。この生ごみ処理機に関しては、平成9年6月議会において、ダイオキシン汚染対策のことで質問をいたしました際、ごみの焼却炉が、購入に対して費用の一部を助成するのはダイオキシン発生を助長するもので、この制度は見直すべきだと、そして当時はコンポスト容器しか助成されていなかったわけでありますけれども、バイオの力でごみを分解する電気式ごみ処理機にこそ助成すべきであるとして、質問をさせていただいた経緯がございます。 ここで質問いたしますけども、本年度をもって、この電気式生ごみ処理機奨励金は廃止となるわけでありますが、その背景をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 前野環境部長。 ◎環境部長(前野政治君) お尋ねのその奨励制度でございますけれども、平成11年から12年、13年度の3カ年の時限的処置として創設をしたものでございます。 ところで、その電気式の生ごみ処理機は、13年度末で累計で1,996台、実は普及をいたしました。その状況を申し上げますと、11年度で1,010台、非常にたくさんの方が購入をされたわけですけれども、それが13年度では223台に落ち込んでしまいました。ここ最近では、さらに激減をしてるという状況でございます。このような状況から、当制度の所期の目的は達成したのではないかと、このように私どもは判断をいたしたわけでございます。しかし、やっぱりもうやめますよということについては、ことし1年間、市民の方々によく知っていただくということが大事だということで、1年余分にその制度を延長しまして、そして周知をした上で廃止をしたらどうかということで、その旨販売店の方にもよく周知をさせていただいてるところでございます。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 池田君。 ◆(池田芳男君) 約2,000台が武生に出回ったということで、世帯数は約2万1,000ほどですので、約1割は普及したということからもう十分だと、これは余りにも早計過ぎる判断でなかったかと私は思います。当面、残り9割の世帯により普及させるために、予算を軽減してでもよろしいですから、ぜひ継続していただきたい。私も環境審議委員の一人として、8月27日にその会に出席をさせていただき、そのときにもこの問題を出させていただきました。そして、私も含めここにおられます中西議員らも含め4名の方が同様な意見を出されております。最近はだんだん技術も進み、だんだんよい機械が出てきております。この処理機が普及をすればするほど、週2回のごみ出しが1回に減ったり、ごみ集積所から出るごみがなくなれば、犬とかカラスの対策も不要になり、自治体のごみ焼却コストも削減され、何といっても地球環境保護の観点から、ぜひ継続したいと思いますけども、時間の関係でこれは要望にしておきます。ぜひ、ひとつ見直していただきたいということでございます。 また、最後に1つ提案をさせていただきますけども、公立、市立を問わず、希望する保育園に生ごみ処理機を配備して、その出た肥料を花壇とか菜園に利用すれば、ごみ減量にもつながりますし、生きた環境教育のためにもなるかと思いますけども、これにだけ1つ御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 吉田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(吉田武治君) お尋ねの件につきましては、希望調査をしたいというふうに思ってるとこでございます。(池田芳男君「では、ひとつよろしくお願いいたします。ありがとうございました。」と呼ぶ) ○議長(玉川喜一郎君) 以上で池田芳男君の質問は終わりました。 以上をもって一般質問を終了いたします。  ================ ○議長(玉川喜一郎君) 本日はこれをもって散会いたします。 次会は、9月20日午後2時から再開いたします。        散会 午後4時58分...